*春陽会会員 志野和男 の ペーパースクリーン版画 『陽風』 です。
直筆サイン入り 1990年制作 額装品 【真作保証】 です。
画像では判りににくいと思いますが、作品にはペーパー・スクリーン独特のマチエール(凹凸)があります。
ペーパー・スクリーンは、版が残らず後刷りする事が出来ないため、作品に希少性があります。
*志野和男ファンの皆様、作品を探されていた方、作品を気に入った方、ぜひこの機会にコレクションに加えてください。
・作者:志野和男(しの かずお)1948-
・作品名:『陽風』
・技法:版画 ペーパー・スクリーン
・イメージサイズ:約60.0 cm×約21.5 cm
・サイン:直筆サインあり
・制作年:1990年
・エディション:?? 本作品はA.P版です。
・作品の状態:良好です。額も概ね良好です。
画像でご確認下さい。
志野和男(しの かずお) 1948-
大阪府枚方市生まれ。現在 春陽会会員
1977独学で版画を始める
1978全関西美術展 佳作賞受賞(大阪市立美術館)
1980春陽展(東京都美術館 他)、全関西美術展 三席賞受賞
1982春陽大阪展 読売新聞社賞受賞(大阪市立美術館)
全関西美術展 三席賞受賞(以後無鑑査)
1983春陽展 新人賞受賞、春陽大阪展 読売新聞社賞受賞
1984春陽大阪展 大阪市長賞受賞
1985春陽大阪展 読売テレビ賞受賞、全関西美術展 読売新聞社賞受賞(以後招待出品)
1988春陽会準会員推挙
1991春陽会会員推挙
2001青島国際ビエンナーレ・金賞受賞
第78回春陽展・岡鹿之助賞受賞
北京国際版画ビエンナーレ・泰和経典賞受賞
*ペーパー・スクリーン版画とは、日本で生まれ日本で育った現代版画です。
版式は孔版に属するもので、日本の古い絵画の技法と深いかかわりがあります。
日本古来の「捺染」、「倭絵」、「紅型」等の技法に「謄写版」の技法、それに作者が発見工夫して得た「特殊な技法」を混じえて表現されます。
和紙の繊維を透した柔らかな質感があり、独特のマチエールと、色鮮やかで多彩なグラデーションが生まれます。
版が残らず後刷りする事が出来ないため、作品に希少性があるのも特長です。
ペーパー・スクリーン版画は何枚もの和紙を重ねます。
着色には油絵具など油性のインクを使って刷り重ねます。
色と色が重なることによって深い色彩と多彩なグラデーションが生まれます。
そうして生まれる形や色は、同じものは他とありません。
(出典:KEISUKE & HISAKO:ペーパー・スクリーン版画家である大場敬介と大場寿子氏のホームページより)
<志野和男のコメント>
「日々、さまざまなものに出会う。見て、そして感じ、その中の一握りのものが、脳裏に刻み付けられる。それらが永い眠りを得て、目覚めるとき、再構成された形態として現出する。自然が、生物が、男と女がそこに浮遊する。 太古の昔から脈々と続く命の営み、自然の様相。白い闇に確かに存在する生命の気配、鼓動。そして、これから始まろうとする営みを、ペーパー・スクリーンの重厚な肌合いと、透明なモノトーンの色彩で表現しようとしている。」
(作家コメント「わたしのかたち」『版画年鑑2000』阿部出版より)