*『人間が人間であることを忘れないためにもあと少し描き続けようと思う』 と語る 笠井正博 のシルクスクリーン作品 『Le qu'a vu le poisson(s-1)魚が見たもの』 です。
*笠井正博 ファンの皆様、作品を探されていた方、作品を気に入った方、ぜひこの機会にコレクションに加えてください。
・作家名:笠井 正博 (かさいまさひろ)1954-
・作品名:Le qu'a vu le poisson(s-1)魚が見たもの
・イメージサイズ:約14 cm×約14 cm
・額サイズ:約36 cm×約41 cm
・サイン:直筆サインあり
・エディション:100部
・制作年:2001年
・コンディション:良好です。額も概ね良好です。
*作品下部に、直筆サインと制作年、作品名とエディションの記載があります。
画像でご確認下さい。
笠井 正博 (かさいまさひろ)1954-
グレゴリオ歴に従う僕らは太陽を中心に生きています。本年から来年に掛けて太陽フレアが活発化し第三惑星である地球にも様々な影響があるようです。新春早々の信じられない惨事との繋がりは考えたくありませんが あまりの酷さにいたたまれません。
被災された方々は未だに辛い生活を強いられ本当にお気の毒です。年老いた僕には援助金という手しか差し伸べることが出来ませんが一日も早い復興を祈るばかりです。被害の大きかった珠洲市には20年前原発建設予定がありましたが住民の反対で中止されました。もし存在していたらと考えるだけで怖くなります。そしてもし少し時間や場所がずれていたら、そう考えると全ては他人事ではなくなります。最近此の惑星では辛い出来事が続き皆が助け合わねばならない機運が高まっています。その反面私利私欲に走る国や政治家の行いには目に余るものがあります。
人は触れ合い分け合い愛し合わなくては生きていけません。宇宙に浮かぶ星達も互いの重力バランスによって運行しています。現在、水星と金星が地球に近付きこれも地球に影響を与えています。惑星直列は昔から悪い事の前触れと言われています。『スタークロスドゥラバーズ』というジャズの名曲がありますがこれは『不幸な恋人』、つまりロミオとジュリエットをインスパイアした曲です。不運をテーマにしてもこんな美しい調べを作れるデューク・エリントンは素晴らしい音楽家です。たぶんこの星に生きていたら災いは避けては通れないものだと思います。そんな時に救いとなるのが音楽や文学などのアートだと信じています。絵を描く事がこんな世界で何の役に立つのかいつも考えながら仕事を続けていますが獣ではなく人間が人間であることを忘れないためにもあと少し描き続けようと思う新春です。
2024年2月4日 笠井正博
<略歴>
1954年 東京都生まれ
1978年 東京学芸大学卒業後渡仏
1981年 帰国
<個展>
198183年 ギャラリー手(東京)
1982年 J-1ステップギャラリー(東京)
ギャラリー田村(広島)以降毎年
りゅう画廊(東京)
1982848789年 ギャラリーユマニテ(名古屋)
19839496年 ギャラリープチフォルム(大阪)以降毎年
19848789年 ギャラリーユマニテ(東京)
1985年 ギャラリーNO(オーストラリア)
1988年 伊勢丹ギャラリー(東京)以降’00年まで隔年開催
1989年 ウェニガーグラフィックス(ボストン)
1992年 船橋市民文化センター(千葉)
1992939597
990204年 ギャラリー葦(山形)
199899年 ギャラリーTEN(東京)
2000020406
08101214161820年 セントポールギャラリー(前橋)
2001030507
091113151719年 養清堂画廊(東京)
2002年 エイシーズギャラリー(東京)以降毎年
20020408年 Bunkamura ぎゃらりー(東京)
2005年 ギャラリー・ラ・メール(ソウル)
2010年 ギャラリーフロウ(東京)
2013年 ウオーターマーク・アーツ&クラフツ(国立)
20141620年 文化村ボックスギャラリー(東京)
<グループ展>
1980年 ギャラリーオッパペ(パリ)
ギャラリーキューベ(リヨン)
イビザ国際版画トリエンナーレ展(スペイン)
1982年 版画「期待の新人作家」大賞展・大賞
1983年 セントラル版画大賞展
1984年 住友ビル版画ミニアチュール展・優秀賞
CWAJ現代版画展(東京アメリカンクラブ)
西武美術館版画大賞展
1985年 和歌山版画ビエンナーレ展(和歌山)
1986年 日仏現代美術展・佳作(東京-パリ)
1988年 花の表現展(埼玉近代美術館)
1991年 リュブリアナ国際版画ビエンナーレ(ユーゴスラビア)
1992年 大阪府立現代美術センター現代版画大賞展・大賞
1994年 大阪版画トリエンナーレ展
1996年 フレンヘン国際版画トリエンナーレ(ドイツ)
1997年 大阪版画トリエンナーレ展・受賞
1999年 山本鼎版画大賞展・スポンサー賞(長野)
2000年 クラコウ国際版画トリエンナーレ展・受賞(ポーランド)
2001年 「Nihon-sei」展(ブリストル美術館・イギリス)
「Japanise Printer」展(スロヴァキア)
20030612年 クラクフ国際版画トリエンナーレ展(ポーランド)
2005年 クロアチアビエンナーレ
2006年 マケドニア国際版画ビエンナーレ(マケドニア)
ソウルスペース国際版画ビエンナーレ(韓国)
井上公三・笠井正博・時任亜矢子三人展(養清堂画廊・東京)
2007年 ジェオングナム(Geongnamu)国際アートフェスティバル(韓国)
NBCシルクスクリーンビエンナーレ・NBC賞
20070911年 グァンラン(Guanlan)国際版画ビエンナーレ(中国)
2010年 チコティン美術館現代日本版画展(イスラエル)
2011年 クリシュヴィツ国際版画トリエンナーレ(ポーランド)
スプリトインターナショナルグラフィックビエンナーレ・受賞(クロアチア)
インプリント2011(ポーランド)
2012年 ユンナン国際版画展(中国)
カダケス国際小品版画展(スペイン)
2014年 イマジンフクシマ展・コートギャラリー(国立)
2015年 カラーイングラフィックス -デュエット-(ポーランド)
2016年 トゥリブナ グラフィック(ルーマニア)
(出典:Kasai Masahiro Official Website)