御存知! 名手Larry Carlton全盛期ライヴ盤 6th「Eight Times Up」日本独自リマスターSHM-CD紙ジャケット仕様限定盤 国内盤未開封新品でございます。
日本独自リマスターの模様で日本特有の高音中心で幾分杓子定規的ではございますが、アナログ感が強いもので非常に良心的な音質となっております。
内容は言わずもがな。
ラインナップは名手揃い。
御存知!Larry Carlton(G、Syn、Vo ex-The Crusaders、Steely Dan/Billy Joel/Joni Mitchel/野口五郎l他セッション他、後にFourplay)、
Brian Mann/Terry Trotter(Key)、Abraham Laboliel(B Lee Ritenour他)、Joe Ferarro(D)となります。
1982年1月28日東京・郵便貯金ホールでの実況録音からの抜粋となります。
プロデュースはLarry Carlton自身。リミックスも担当。
嘗てのLarry Carlton自宅の私的スタジオ かの”Room 335 Studio”でのリミックスとなります。
当時の3M社 ディジタルマルチトラックレコーダーによる初のライヴ録音の模様。非常に興味深い録音となっております。
内容は言わずもがな。
様々なセッション参加や名バンド”The Crusaders”正式参加を経て名声を博した名手Larry Carlton。
初期キャリアで”With a Little Help From Friends””Playing/Singing”というソロ二作を製作したものの企画作的な感があり、
”The Crusaders”脱退後本格的なソロ・デビュー作として制作されたのが大傑作として名高い前作”Larry Carlton”。
歴史的名曲”Room 335”を代表に”Rio Samba””(It was) Only Yesterday”等々名曲・名演を生み出しますが、(とりわけ日本では)大傑作との評価が高いもの。
ソロとしての初来日公演では(当時恒例であったものの)日本独自企画として(隠れライヴ名盤となる)”Mr.335 Live in Japan”を制作する程の人気を博す事となり、
その好評を得てA.O.R.~ロック色を強めた大傑作「Strike Twice」に制作。とりわけ日本での人気を大いに博し最高傑作と名高い「Sleepwalk」制作。
ソロとしての音楽性を確立し、再び好評を博す事となります。
そして熱心なファンが待つ日本公演が決定するものの、あまりの人気振りに再びライヴ盤制作企画が持ち上がる事となり、日本公演と共に制作に臨む........という経緯がございます。
さて今作。
多忙の為、故Jeff Porcaroは不参加ではございますが、作品メイン参加のAbraham LabolielとTerry Trotter/Brian Mannのツイン・キーボードを起用。
当時の「Sleepwalk」のとりわけ日本での大好評もあり、それに即した感のあるラインナップでございます。
ピッキング等技術の正確さ(当時精度が低く非常に正確なピッキングではないと音を拾えなかったギターシンセを「Strike Twice」で使いこなしていた)に注目が集まりますが、
かの名曲”Room 335”でも見られたソロでのLarry Carlton特有のコード変更の巧みさがミソ。
Steely Danの名曲”Kid Charlemagne”程ではございませんが、非常に興味深いものでございます。
(名手Steve Lukather曰く「(”Kid Charlemagne”含む作品”Royal Scam”は)俺の人生を変えた」とか.............)
「Sleepwalk」制作時には当時の愛機”Gibson ES335”のみならず、”Valley Arts Stratocaster””Guild Blues Bird”をメインに使用の楽曲もございましたが、
今作ライヴ盤では愛機の”Gibson ES335”のみの模様。
Larry Carlton全盛期演奏のみならず”Gibson ES335”独特の音色も非常に聴き所でございます。
A.O.R.~ロック色が強かった前作や”Larry Carlton”に比べ、「Sleepwalk」は洗練され非常に落ち着いた感のある作品でございます。
ヴォーカル楽曲を含め、以前は音楽性の試行錯誤の感がございましたが、ここにて作風が安定。
その後のソロ作の基礎となった感がございます。
新曲三曲が披露されておりますが、Larry Carltonの基礎にあるBlues色が演奏に強く感じられる演奏も有り後のBlues傾倒が伺えるものでもございます...............
また(ラインナップ違いもあり)ライヴ録音ならではのスタジオ録音とは異なるアレンジも聴きものでございます。
Larry Carltonの演奏に注目が当たりますが、他の演奏者にも注目。
そもそも自身がギタリストという事があり、ギタリストの心理を読み演奏に生かすという特徴を持つ名手Abraham Laborielの演奏にも注目でございます。
またツイン・キーボードの巧みさやバンド・アンサンブルの纏まり具合、そしてHerbie Mason系の細やかさと故Jeff Porcaroにも繋がる躍動感を持つ名手Joe Ferarroの演奏にも注目でございます。
これら全盛期作は当時のHM/HRを中心とした八十年代のハイテク・ギタリスト・ブ―ムを先取った感がございます。
ジャズ/フュージョン作ではございますが、そのブーム後のギター作品の有り方をも先取りした感がございます。
(HR/HM系ハイテク・ギタリストで尚且つ作曲重視の方々には案外Larry Carltonファンが多い模様.................)
歴史的名曲”Room 335”があり大傑作3rd”Larry Carlton”ばかりが注目を浴びますが、(”Strike Twice””Sleepwalk”含め)今作も案外人気が高い作品でございます。
”Larry Carlton自身がプロデューサー/エンジニア等を務めておりますが、何せ録音には定評のある日本公演。
そしてディジタル・テープレコーダー時代初期の録音で独特の音質の良さだけでなく、システム初のライヴ録音で知られる作品。
オーディオファンにも当時高く評価されていた作品でもございます。
また当時は日本のみ発売となりましたが、内容や録音の良さから世界発売となり今では正式にLarry Carlton作品としてカタログに加えられる事となります.............................
(初のライヴ盤”Mr.335 Live in Japan”が肩身の狭い思いをしておりますが.................................何かねぇ............................)
何をか言わんや、でございます..................................................
現在では入手が困難の模様。この機会に是非。
注:発送方法は変更になる場合がございます。宜しく御願い致します。