御存知!名手Manu Katche等多彩な名手陣参加 Peter Gabriel中期の傑作・意欲作・大ヒット作「SO」 リマスター紙ジャケット仕様限定盤 国内盤中古でございます。
盤共に非常に状態の良い中古でございますが、ジャケットに若干経年の劣化がございます。
内容は言わずもがな。
当時のPeter Gabriel Bandに拘らず多彩なゲスト陣を迎えた意欲作でございます。
前作ライブ盤「プレイズ・ライヴ」で音楽性に一区切りつけたPeter Gabrielがロック色を弱め、以前の作品から用いてきた民族音楽性やアート/ポピュラー性を非常に強めた感覚のある意欲作でございます。
以前の作品にはなかった非常にポピュラーな感覚を持つ楽曲アレンジや楽曲を含む事がミソでございます。
名手Manu Katche(Ds、Per)やL.Shanker(Vln)、YoussouN'Dour(Vo)等の参加が民族音楽性・アート性を指向している感がございます。
また、かの名手Stewart Copland(Ds、Hihatのみ演奏 ex-Gizmodrome、ex-The Police、Animal Logic、Oysterhead他)の参加もミソでございます。
ハイハット演奏に非常な特徴を持つミュージシャン(ここでは異例のハイハットのみの演奏参加もございます.....)ではございますが、
事実上のThe Police解散後のソロ作で民族音楽色の強いものを制作している事が絡む感がございます。
他にも元Stuffの名手故Richard Tee(P)やLarry Klain(B)、驚きのBill Laswell(B)、御存知!御存知!Nile Rodgers(David Bowie繋がりでしょうか?)、
忘れ時のPP Arnold(Roger Watersでも絡む)等という興味深い参加がございます。
その後の数少ない作品の基礎の感がある作品でもございます.................
プロデューサーはかのDaniel Lanois(Brian Eno関連を手掛ける。演奏でも参加)でございます。
これが制作された八十年代中期はディジタル全盛期。
現在ではそのディジタルな感覚の音造りが鼻に突くと揶揄される当時制作の作品が多いもの。
ディジタルな音造りの中にアナログな感覚を練り込むというDaniel Lanois独特の感覚が現在でも色褪せない音造りとなっております。
(現在ではアナログ的な感覚にディジタルな感覚を加えるという感がございますが........)
かのDeep PurpleのRoger Gloverが名手Steve Morse加入後のアルバム・プロデュースをDaniel Lanoisに依頼する案をもっていた模様でございますが、
プロデュースの有り方や音造りのアナログ感が共通する感がございます.......
David Bowieが八十年代前期で大成功を収めるもののエンターテインメントに取り込まれアート性の鋭さを失い失速致しますが、このピーター・ゲイブリエルはその後WOMAD、Realworld関係の活動を重視。
次作までかなり長いインターヴァルを設ける事となりますが、それが功を奏した感がございます..............
現在はこの紙ジャケット仕様盤は入手が困難。この機会に是非。