世界初のナノ結晶軟磁性材で、従来材の特性限界を超えた日立金属のファインメットを内蔵した非常に強力な別電源化 音響用USBノイズフィルターです。内部のデータ伝送用ケーブルには2本の同軸ケーブルを使用しています。
本品は以前から出品していましたUSBケーブル一体型ノイズフィルターの進化型です。また本気で正確無比なデジタル信号の伝送を行うために必要となる回路、ケーブル構造を忠実に具現化したものです。特にデータ伝送用ケーブルとして高周波領域での信号到達時間誤差を最小限に抑えるため、現存する同軸ケーブルの規格のなかで最も芯線が細い1.5C-2Vを使用しました。この同軸ケーブルの中心芯線は燐青銅で出来ています。燐青銅とはピアノ線のように硬く弾力のある銅合金で、銅に錫や燐などを加えた合金です。強度、耐久性に優れ、高価な手巻式腕時計など機械部品としても使用されている素材です。
本品は音質的に最高レベルの品物です。分解能や力強さ臨場感といった要素をハイレベルで満たしている事は勿論、そういった次元をも超えてデジタルとは思えないほど自然で原音に近い「気配」すら再現するケーブルです。もう少し具体的に感想を述べますと。音波が伝播する過程ではご承知の通リ反射、屈折、干渉、減衰、吸収といった現象が複雑に絡み合って聴覚に届く訳ですが、例えば人が楽器を演奏してその音をマイクで拾う過程に於いても周囲の物体に反響した音に加え、演奏者の体に干渉しながら背後に廻り込み背後の壁に反射したりしてマイクまで届く訳ですが、その反響音が演奏者の体によって遮られた事なども人の聴覚は感知し、それによって演奏者の存在を脳が認識したりしています。そういった領域にまで踏み込んだ音楽再生には必ず必要とまで断言出来るフィルター回路付伝送ケーブルです。従来のアナログ伝送方式やUSBケーブルでは太刀打ちできない情報密度を有しています。
DC5Vラインは脚色のない忠実な電源供給を行うため、0.75sq銅単線を使用しています。電源銅管内部の電源ライン用ファインメットの二次側には負荷抵抗を内蔵しているため、例えば負荷の軽いDACなどに接続しても電源側から見て常に受け取り側のインピーダンスが十分に低く、そのため常に安定したノイズリダクション効果が得られます。また、市販のモバイルバッテリのUSB電源などを使用した際でもモバイルバッテリ側に内蔵されている一定時間、負荷電流が少ない場合に作動するオートパワーオフを作動させる事もなく継続した使用を可能にしています。
またバスパワーを必要としないDACへの適用でも非常に優れた性能を発揮するケーブルです。電源分離型USBケーブルやオーディオ用USBケーブルも含め、電源に接続していない給電用の配線は電気的にオープン状態のためアンテナとして作用してしまう場合がありますが、本品に関しましてはその場合も内蔵の負荷抵抗により外部給電回路がグラウンドに接地され、電気的に閉じられていますので有害なノイズをDACや並走するデータ信号ラインへ流入させません。これも他に例のない本品だけが備えた特長のひとつです。
コネクタ部分から出ている緑色の電線とそのコネクタは、データ伝送用同軸ケーブルのシールド0V(GND)と、各機器のフレームグラウンドを接続するか否かの選択を行うためのコネクタ配線です。緑色の短い配線はUSBコネクタシェル(FG)に接続されています。緑色の長い配線はデータ伝送用同軸ケーブルのシールド0V(GND)に接続されています。接続するか否かは、実際に試聴されて音質的な好み、或いはノイズの影響で通信が途切れないかなど様子をみた上で決定して頂きますようお願い致します。(詳細は回路図を参照願います)
本品はUSB Type-A、Bコネクタ付ケーブルと一体になっていますので通常の別電源USBケーブルと同様にご使用頂けます。フィルター回路に関しましてはVCC(+5V電源)はクリーンな電力だけを透過させ、D+、D-(データ信号)はノイズを出来るだけ除去した上で波形が鈍らないように伝送し、GND(0V)とシールドに関してはリアクタンスを最小限に抑え理想的な接地環境に近づけるため配線をそのままスルーさせるというユニークな回路構成になっています。
更に本品のデータ伝送用フィルター回路の特長と致しまして、データ信号用のファインメットにもう1本短い配線を貫通させ、電流ループ回路を形成する事でファインメットに適度な負荷がかかった状態を作り出してインダクタンスがより高くなるようにしました。従来は信号線自体のターン数を増やしたり、コンデンサや抵抗を追加して負荷をかける方法が一般的でしたが、最短の配線長でコンデンサや抵抗も使用せず、極めて単純明快な回路で更に音場の透明感が増し、聴感上のダイナミックレンジも拡大しました。
また本品の特長でもある銅管を採用した経緯ですが、実験試聴中にフィルター部分を銅管に収納してその銅管をケーブルのシールドに接続してみたところ、通常のシールド電材で静電シールドを行った場合と比較して明らかに音の透明感、コントラストとでも言ったものが増す事に気づき、はっきりした原理は定かではありませんがいわゆる「仮想アース」と同様の効果も働いていると推察しています。(出品物も銅管とケーブルのシールドは接続されています)
本品の接続には指定があります。必ずDC5V側(最も長いケーブル)を電源供給側のUSB、中間の長さのケーブルを従来のUSB(再生機器のデータ出力USB )に接続してください。またケーブルの二次側USB-BがDAC側になるように接続してください。
もし誤った接続を行ったとしてもケーブル及びご使用になる機器類に不具合が生じる事はありません。正しい接続に戻すと正常に作動します。
本品は電源ラインに負荷抵抗を内蔵しているため、銅管部分が若干(体温程度)発熱しますが異常ではありません。(発熱量約0.5W)熱が籠らないようなるべく放熱し易いよう配慮してご使用願います。(銅管は周囲の物から数センチ程度は離してください。電界などの影響で音質が変化します。)
本品は構造上、非常にデリケートなケーブルですので車載用など高温や振動が加わる環境では使用出来ません。また特にコネクタや銅管の付根付近のケーブルを急角度で曲げたり張力を加えたりしないようお願い致します。
初期不良に対してはご連絡頂ければ対応致しますが、PC等で音楽再生が出来る方。アプリのインストールや設定の他、万一の通信異常などのトラブルに対しては各自で対応出来る方の入札を宜しくお願い致します。
入出力コネクタ規格:データ入力側USB Type-Aオス/二次側USB Type-B オス
電源供給側USB Type-Aオス (コネクタの形状、USB1.1, 2.0相当)
全長:電源供給側USB約1000mm データ入力側USB約600mm 二次側USB約300mm (コネクタ先端からノイズフィルター配線引き出し部)
ノイズフィルター部分の銅管寸法:約φ15mm×125mm×1t
(2023年 5月 5日 22時 40分 追加)別電源のDC5Vに関しましては、オーディオ専用電源に越したことはありませんが、例えばUSB出力を備えたお手元のスマホ用充電器や、最寄りのコンビニなどで販売されているUSB充電器などでも例えばパソコンのUSBからのからのDC5Vとは比較にならないほど優れた音質が得られます。
(2024年 6月 9日 14時 27分 追加)USBタイプAをタイプCへ変換してのご使用は、電源側コネクタの変換は問題ありませんが、データ入力側タイプAをタイプCへの変換は変換プラグに内蔵されたチップが接続先無負荷と認識して動作が数分間で自動的に停止する可能性があります。