【アイテム説明】
Antique solid silver enamel picture bowl Strasburg
in France souvenir spoon with 800 standard mark (800 solid silver),
in perfect condition !!
1900年頃のヨーロッパ(おそらくドイツ)で製作された、
珍しく美しいスーベニールスプーンです。
スーベニールスプーンは使用目的ではなく、
コレクション目的で作られている為、
装飾性が高いものが多いですが、
このスプーンは群を抜いています。
スプーン裏に数字800の刻印があり、
ドイツ製だと思います。
ドイツの銀製品はだいたい800銀ですが、
1888年以降のドイツ連邦政府の定めに従い、
数字800と共にメーカーズマークや「月と王冠」を刻印する事になっています。
ただし小物の場合は省略され、
数字800のみ刻印される事があります。
ストラスブールは、フランス北西部、ドイツとの国境に近いアルザス地方の
河川港を抱える交通の要で、
商工業が盛んな街です。
古くからドイツとフランスとで領有権を争った事で知られ、
ドイツ文化を色濃く残しつつもドイツとは距離を置き、
かと言ってフランスにも染まらない、独特な土地柄だそうです。
宗教的にもフランスはカトリック、ドイツはプロテスタントですが、
ストラスブールを含むアルザス地方はプロテスタントだそうです。
ボウルの中に描かれている、
ストラスブールの伝統的な民族衣装を着た女性が被っている、
大きなリボン型のコワフ(帽子、頭飾り)は、
プロテスタントを示しているそうです。
女性は白いブラウスと、刺繍などが施されている様に見える装飾的な
黒いエプロンを付けています。
スプーンは、800銀の上から金(ゴールド)が掛けられ、
豪華でしかも磨き不要になっています。
スプーンのトップには、ストラスブール市の旗から抽出された王冠と、
オレンジの斜線が表現してあります。
彫金も手間が掛かった素晴らしいスプーンです。
コンディションはパーフェクトコンディションです。
スプーンに曲がりや変形は一切なく、
エナメルも剥離やひび割れなどありません。
拡大画像では、小傷が目につくかもしれませんが、
肉眼では全く見えない、「完璧で」、「完全な」、エナメルのコンディションです。
説明不要ですが、
このエナメルは手描きです。
数色のガラス粉末をスプーンに置き、炉(窯)に入れて低温度で
焼成するとガラスが溶けてエナメル絵になります。
ルーペで見ると、ぽってりと盛り上がったエナメルの質感が
解ります。(ブログ記事の、末尾の画像を参照)
スーベニールスプーンは何本か販売して来ましたが、
これが一番貴重なもので、ラスト1本です。
今後、スーベニールスプーンを新たには扱うつもりがありませんので、
ぜひこの機会にご覧下さい。
コレクションとして、申し分のないスプーンです(^^♪
絶対にお勧めです!
(かなり以前にイギリスのスプーンコレクターより購入)
【ホールマーク】
裏に800のスタンダードマーク
80%以上の銀含有率を示す
【サイズ(約)】
長さ:12.15cm
ボウル部分の横幅:2.45cm
重さ:12g
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】
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バラエティに富んだアンティークを
色々と出品させて頂いています。
是非ご覧下さい。