专业雅虎代拍，雅虎拍卖），日本代拍，日拍，日购，yahoo代拍,，转运,代收包裹,日本购物网(www.gouwujp.com -- 井川香四郎★樽屋三四郎　言上帳★　文春文庫

★商品説明★

井川香四郎著　「樽屋三四郎　言上帳」　文春文庫

　「男っ晴れ　樽屋三四郎　言上帳１」　　　　　　２０１１年　３月　文庫初版
　「まわり舞台　樽屋三四郎　言上帳３」　　　　　２０１１年　５月　文庫初版
　「福むすめ　樽屋三四郎　言上帳５」　　　　　　２０１２年　１月　文庫初版
　「ぼうふら人生　樽屋三四郎　言上帳６」　　　　２０１２年　４月　文庫初版
　「片棒　樽屋三四郎　言上帳７」　　　　　　　　２０１２年　７月　文庫初版
　　　　　　定価　　各巻　６４８円＋税　　２９９頁～３２８頁

★著者略歴★

　１９５７年、愛媛県生れ。中央大学卒。脚本家として活躍。「暴れん坊将軍」「八丁堀の七人」など時代劇の脚本を書く。また、別名で時代小説「霧の五郎兵衛」で小説クラブ新人賞。時代小説シリーズ多数。

★作品内容★

　＜男っ晴れ＞　シリーズ第1作。江戸幕府開闢以来の特権町人は3人いた。その一つが樽屋だった。名字帯刀を許され、江戸の町政を任されていた。「男っ晴れ」江戸町奉行所は、南北合わせても250人余り。これだけで警察、町政、裁判の業務をこなせるわけがない。そこで、家康の時代より、3人の町年寄りその下の町名主、さらに地主家主がいて、それらがお触れを広め、町会費を集め、いざこざの解決に当たっていた。奉行所に持ち込むのは凶悪事件や、解決できない争いごとだけだった。町年寄りは、奈良屋・喜多村・樽家の3つで代々世襲だった。そのうちの一つ樽家を継いだのは23歳の若い三四郎だった。青年の無鉄砲さと明るさ。「野ざらし」江戸に流れ込む無宿人たちを救うために新しい街を計画する。しかしこれまでの権益を取り上げられる勘定奉行所や不信請負問屋は足を引っ張る。「とっかえべえ」樽家の寝台とともに任せられたのは、”百眼”と言われる闇の組織。三四郎はそんな闇の組織は好きではないが、町の治安を守るための有効な手段でもある。「水底の月」勘定奉行と組んで悪事を働いていた山形屋の主は、邪魔者と妻を不義密通の罪で始末しようとしていた。百眼の意味を新しく知る三四郎であった。
　＜まわり舞台＞　やはり、”百眼”が活躍する話に移って来た。「まわり舞台」三四郎も観劇していた歌舞伎小屋で、人質騒ぎが起こる。観客を人質に町奉行・大岡を呼べというのだ。確かにその支配下の村で不正が行われていたらしいが、彼らをあおって騒ぎを起こさせた裏で銀座に押し込みが起こっていた。百眼の活躍。「亀は万年」老舗の菓子屋を継いだ若旦那は、情け深いが、とにかく困ってと思えば見境なく金を配りバカ旦那とのうわさも。人を助けるのはいいが、それが本当に人助けになっているのか問いかける三四郎。「眠る風車」老人たちの診療所でかいがいしく働くみゆき。けれど彼女にはある過去があった。それを感じた三四郎は百眼の彼女の過去を調べてもらう。彼女は少女時代押し込みに会って両親を殺されていた。「恋の形代」町年寄り奈良屋の一人娘佳乃が攫われた。実は漬物問屋奈良屋の娘と間違えられて攫われたのだが、漬物屋の奈良屋の娘の母親は実母ではなかった。
　＜福むすめ＞　南町奉行・大可越前との立場の違いが際立ってきた。「猫と小判」大岡は、旗本救済のために借金棒引き例を出してきた。直接の被害は旗本に金を貸している札差だが、実際の被害はそこから金を融通されている小商人達だ。そしてその裏で、儲けている米問屋もいる。「蝸牛の角」元材木問屋の主が、問屋肝いりを襲った。かつて彼に救われた人たちは、助命の嘆願書を出すが。なんとなくすっきりしない。「福むすめ」姉が吉原の女郎となっていることを知ったろうそく問屋の女将は救い出すことを三四郎に願う。けれどその姉は、非道な盗賊団の頭の情婦になっていた。幼いころに分かれた双子の姉妹の物語。「人捕る鬼」最近は町奉行の大岡と対立することが多い、三四郎。今回も、ゆすりの悪党を調べることになるが。以下にも悪相な男の後を追う、百眼の捨吉。でも以外にいい人だた。人違いだったのだ。
　＜ぼうふら人生＞　シリーズ第6弾。物語も落ち着いてきて、百眼のメンバーも固定され、その仕事も安定してきた。「ぼうふら人生」かつては、手妻使い（手品師）兄弟として売れていたが、コンビを解消して口上専門の兄は、油問屋として成功していたが、弟は中風で、右腕がうまく動かなくなり、貧乏長屋で酒浸りの人生。そんな時弟には娘が現れ、兄の店は、事件に巻き込まれ閉店の危機に。結局は分かれても肉親の上は変わらない。「ねずみの神様」くじけそうになると現れる白い鼠。それに励まされ、問屋の主となった善人の主人。そんな彼を追い出そうと前の主人の息子が。「知らぬが仏」有名な寺の名を前面に出して、保険業を営む男。難癖をつけて、保険金を祓おうとしないのだ。時代小説は舞台を江戸などにしているけれど、現代の様子を語る鏡とは言うが、現代の保険会社を見るようだ。「鏡花水月」今回三四郎は八王子に出張る。材木屋と土地の代官、やくざが組んで違法な伐採をして安い木材を江戸に流す。それは巡り巡って、山の荒廃から河川の氾濫、そしてエドの町民にも不利になるのだ。目先の理にとらわれた、山林の荒廃。
　＜片棒＞　「夫婦茶碗」幕府は町民に対して増税をもくろみ、三四郎は反対する。そんな中で、妻が安売りをして人を集める間に空き巣狙いをする夫。けれど数年前までは人の好い商店主夫婦だ在り、実際には夫は盗みを働いてもいなかった。「かげろうの恋」もう救いようもないという人を治療する医者と、そんなものを救う坊主。実は、大金を祓えそうな大店の主たちを送り込んでも受けていたのだ。身投げしようとする女は一目かつて養子に出した息子に会いたいと望む。「金の杯」両替屋の主が急死したが、その葬儀は明るいもだった。かつての妻たちが盛り上げていたのだが、家を出て行って、小田原で一旗揚げた息子が現れた。父親の本当の思いと、増税政策をとる幕府の老中たちの争い。「片棒」一応増税は抑えられたが、そのしわ寄せで駕籠かきたちの仕事が激減。時代小説は現代の出来事を過去に寄せて描くものとは言うが、国が亡びるからという理由で増税するのはいつものこ物語りの方は、気のいい駕籠かき弁慶コンビの爽やかさがいい。

　　状　態

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