
ゴールデンウィークが終わって数日後、某は、1日数本という超ローカルな路線(冬は、雪が降るとすぐストップする軟弱な路線)の汽車に乗り、日本海沿いを北上して行きました。海の景色は、瀬戸内海と違い、実に単調です。その途中、名も無きホテルに宿泊したのですが、な、な、なんと、そのホテルは、朝食時、自分で卵を焼かなければならないホテルでした。どうやら、それを売りにしているようです。小さい子供は喜ぶかもしれませんが、某のような年寄りには、迷惑な話です・・・・・(涙)。
そんなわけで、某は、翌日の朝食時、左手に「おかず」や「白米」や「みそ汁」を載せた重いお盆を持ちながら、右手で目玉焼きを焼いていたのですが、目玉焼きを自分で焼くなんて50年ぶりぐらいですから、上手く焼けるか、少々不安でした。卵を割り、熱々の鉄板の上に落とし、焼けるのを待っていたのですが、そろそろ、裏側が焦げてきましたので、シリコン製のしゃもじを使い、「さあ、プレートの上に載せよう・・・」と思った時に、事件は起こったのです。
いやはや、目玉焼きがどうしてもシリコン製のしゃもじの上に載っかってくれず、必死で頑張っていたら、重さの為、盆を持つ左手がプルプルしてきまして、「この程度のプルプルに屈する某ではないわっ・・・」と、意地を張っていたら、なんと、左手で持っていたプレートの上の味噌汁がこぼれてしまい、プレートは味噌汁で「洪水」状態に・・・・・。ウインナー、ミートボール、サラダ、焼き鮭、が全てみそ漬けになり、お手拭きやノリの袋までが、みそ汁でビチビチョになりました。哀れにも、小さな真っ白いお豆腐が二つ、お盆の隅っこに横たわっておりました。アーメン。プレートの上なら食べますが、お盆の上なので、もはや食べたくはありません。もったいないことをしてしまいました。
ただ、災難はこれで終わらなかったのです。「洪水」の件は仕方がないとあきらめ、目玉焼きをしゃもじに載せて取り上げようとした時に、もっこりとした黄身の「山」の部分がジュワ~とつぶれ白身だけになったのです。「山」が崩壊し、「平野」になったのです。「白い大地」が広がったのです・・・・・。黒い鉄板の海に浮かぶ「白い大地」・・・・・。アーメーマー。あっ、失礼致しました。あれ、まあ・・・・・。
口をとんがらせ、黄身の「山」の部分をチューチューするのが好きなのに・・・・・(涙)。まあ、地元の新鮮で良い卵を使っているのか、白身だけでも美味しかったですけれども・・・・・(笑)。
さて、今回、皆様にご紹介する商品ですが、いつか、どこかで見た「レモン色の黄身の卵(ややこしいなあ。前半の話と強引につなげてるやないかい・・・笑)」がキラキラの光彩を発しているかのような、グロッシュラーガーネットです。カットは、こだわりのアメリカンカット、つまり、コンピューター制御による計算されたカットです。その為、よく輝いてくれます。二つ購入していて、ピアスにでも…と思っていたのですが、ひとつ(1.32ctの方、28000円)は、先日、ご落札頂きました。このルース(1.25ct、27000円)は、見た目が全くと申し上げてよいほどそっくりなルースです。リングでも、ペンダントでも、素敵な宝飾品になると思います。