明延鉱山(あけのべこうざん)とは、兵庫県養父市大屋町明延でかつて操業していた
スズ、
銅、
亜鉛、
タングステンなどの多品種の
非鉄金属鉱脈をもつ
鉱山。特にスズは日本一の鉱量を誇っていました。
この本は地方の鉱山の歴史と労働運動史の貴重な資料だと思います。
外箱にややシワあり、紙もやや焼けあり。全所有者の購入時に添付された労働組合の礼状と、閉山を労組へ報告された事をを報じる鉱山関係の新聞の切り抜きが付属します
目次
組合運動史の発刊にあたって 竹中 実
更に新しい足跡を刻もう 姫野庄三
運動の原点を見つめ直す 奥 茂吉
ヤマの生命の記録 田村勝人
発刊を祝う 石津邦英
≪思い出の記≫
”団結”あるのみ! 松山茂樹
生活改善対策の苦悩 荒堀敏治
坑内二の方制の導入に思うこと 中尾一美
坑内賃金制度改革の事 枚田敏夫
第一篇 戦後明延鉱山運動組合の成立
序章 明延鉱山の概要
第一章 明延鉱山労働組合の誕生
第1節 明延鉱山労働組合の結成
第2節 明延鉱山労組の活動開始
第3節 三菱鉱業労組協議会の旗の下に
第二章 明延鉱山労働組合の生成
第1節 戦後労働運動高揚期の闘い
第2節 生産闘争の展開と明延労組運動の本格化
第三章 明延鉱山労働運動の成長
第1節 生産復興闘争下の明延労組の闘い
第2節 講和締結前後の明延労組の奮闘
第二篇 独立後の明延鉱山労働組合の成長
第二篇への序
第四章 独立後の明延鉱山労組運動の試練
第1節 講和条約調印化の明延労組の闘い
第2節 反動化の嵐の中での明延労組
第五章 デフレ不況と合理化の下での労組運動の奮闘
第1節 厳しい情勢下の闘い
第2節 合理化の進展と明延労組の運動
第三篇 高度成長前期の明延鉱山労働組合運動の発展
第三篇への序
第六章 高度成長の幕開けと明延労組の新たな運動
第1節 中尾・児島新執行部の成立
第2節 春闘開始期の明延労組の賃金闘争
第3節 本格化する場所問題闘争
第4節 合理化反対闘争の展開
第5節 保安闘争及び珪肺対策闘争の展開
第7章 高度成長初期の明延労組の闘い
第1節 中尾執行部体制の再編
第2節 昭和33年、34年春闘の展開
第3節 場所闘争の展開
第8章 安保闘争前後の明延労組の活発化
第1節 奥・枚田執行部の成立
第2節 春闘定着化の明延労組の賃金闘争の展開
第3節 合理化をめぐる場所闘争の発展
第4節 その他の戦い
第9章 激化する合理化に抗する明延労組の闘い
第1節 平田執行部体制の成立
第2節 合理化攻勢下の大幅賃上げ闘争
第3節 合理化への抵抗
第四篇 硬度成長後期の明延鉱山労働組合運動の展開
第四篇への序
第10章 開放経済体制下の明延労組の苦闘
第1節 中尾・熊原執行部の成立
第2節 厳しい合理化攻勢に対する闘い
第3節 開放体制下の賃金闘争
第4節 その他の戦い
第11章 合理化の嵐に抗して苦闘する明延労組
第1節 熊原・田村執行部の成立
第2節 明延鉱山の大合理化に抗して
第3節 大合理化の賃金闘争
第4節 その他の戦い
第12章 鉱山縮小と闘う明延労組
第1節 田村・竹中執行部の成立
第2節 合理化に次ぐ合理化に抗して
第3節 大合理化とインフレ下の賃金闘争
第13章 鉱山を守る明延労組の奮闘
第1節 竹中・山内執行部の成立
第2節 低成長下における明延労組の闘い
第3節 明延鉱山の別会社化・明延労組の新たな道
<座談会>明延労組の歴史を語る
労組脱退者(退職者)と組合員名簿
労組だった医者(退職者)名簿
組合員名簿(職場別)
執筆者あとがき
30余年の編纂を終えて
ノークレーム・ノーリターンでお願いいたします。
(2015年 7月 5日 12時 39分 追加)タイトルは早朝無料となっていますが、送料無料の間違いです。訂正します。