御存知!Jeff Summers/Bruce Bisland在籍 NWOBHM末期の隠れ名盤 Wildfire 2nd 「Summer Lightning」ボーナス楽曲付リマスター輸入盤 未開封新品でございます。
内容は言わずもがな。
ラインナップは、Jeff Summers(G、ex-Weapon、後にStatetrooper)、Martin Bushell(G)、Paul Marino Day(Vo、ex-More、極初期Iron Maiden)、Jeff Brown(B、後にStatetrooper)、
Bruce Bisland(Ds、ex-Weapon、後にStatetrooper、Praying Mantis、Tank他)となります。
プロデュースはかのGuy Bidmead(かのGrand Prix、Praying Mantis幻のシングル作”Turn the Table”、Cozy Powellの傑作2nd”Tilt”等手掛ける)
ベルギー・ブリュッセル”Shiva Studios”、英国ロンドン”West three Studios”/”Ezee Studios”での制作となります。
さて今作。
1980年11月にシングル”It's a Mad Mad World”で登場した”Weapon”を母体とするバンド。
典型的なNWOBHMの音楽性で演奏の安定感と不思議なポピュラー感を持ち合わせるバンドではございましたが、シングルリリースのみで消滅(後々に再結成)。
その後極初期Iron Maidenに在籍しその後かの”More”にも参加したPaul Marino Dayと合流。
この”Wildfire”を結成し、その後ベルギーの”Mausoleum”と契約。
NWOBHM最末期1983年に”Brute Force & Ignorance”でシーンに登場。NWOBHM系ではありながらもメジャー感のある中道派HMの音楽性を指向し好評を得る事となります。
そして1984年今作を制作...................という経緯がございます................................
さて今作。
かの”Weapon”を母体とした感のある”Wildfire”ではございますが、アマチュア的で勢い重視であった”Weapon”の音楽性は一掃されたもの。
英国系正統・中道系HMで尚且つメジャー/ポピュラー感を加え、またツインギター等の演奏力の巧みさを加えた感のある音楽性でございます。
キャリア組で表現力があるヴォーカリストという事で楽曲も非常に整ったもの。
Bruce Bislandが後に同じNWOBHMでそのNWOBHMのポピュラー面を代表する”Praying Mantis”再結成に加わった事、メロディ重視やコーラスパートという武器、ツインギターという事がありPraying Mantisと比較する向きではございますが、
メロディ重視とは言えど、こちらは非常にハード指向の音楽性。
正直Black Sabbath”Turn up the Night”、かのAnvilの某名曲等々の引用が目立つ面がございますが、NWOBHM系では洗練されておりメジャー指向。
Bruce Bislandの存在も有り、非常に安定した演奏・アンサンブルがミソ。
マイナーレーベル契約とは言えど、これを礎にメジャー契約を目指すという感がミソでございます。
後に初期MSGを脱退したかのGary Bardenと合流し、かの”Statetrooper”を結成致します。
かのMichael Schenkerと活動というメジャーな活動を行ったGary Bardenが合流を図った事が音楽的に頷ける音楽性で、その前哨戦という感のある音楽性でもございます。
されど、何せNWOBHMでは悪名高いマイナーレーベル”Mausoleum”。
非常な安普請制作に加え、HR/HMシーンの中心が米国へ完全移行した時期。おまけにいつもの「シーンの興味の欠如」。その後シングルリリースのみで契約解除。
バンドはPaul Marino Dayと袂と分かつ事となり、初期MSGを脱退したGary Bardenと合流。
起死回生と新バンド”Statetrooper”を結成し、再びシーンに登場する事となります。
されど英国シーンに力も興味もなく、バンドは御馴染み”Neat Records”と契約しシングル/12インチ作をリリース。メジャー契約を目指すものの、同じく「興味の欠如」に苛まれる事となります.....................
その後”FM/Revolver”(元は悪名高い”Heavy Metal Records”の模様)と契約するも、デモ録音を作品化という憂き目に...............
(かの”Dianno”や”Marshall Law”と同じ模様でございますが.......................)
デモ録音の作品化という憂き目に遭うものの作品は好評を得る事となりますが、その後音楽性の中心人物Jeff Summersが脱退。
その後名手Brian Robertson(ex-Thin Lizzy~Wild Horses~Motorhead)が加入するもののシーンに興味は無く、バンドは自然消滅の道を選ぶ事となります................
(かなり後にStatetrooperは2nd作を制作。
また”Classic Rock”という救済ジャンルが音楽シーンに設けられた事からNWOBHM系のみならず様々なバンドが陽の目を見る事となり、
”Wildfire”のみならず”Weapon”も復活となります。)
ボーナス楽曲は一曲。マスターテープ紛失の為、盤起こしという感がございます......................
1984年にリリースされた最後の最後のシングルリリース楽曲”Jerusalem”となります。
作品本編とは異なるプロデューサーが起用されており、改めて制作されたものの模様。
英国トラッド楽曲でかの”Emerson, Lake & Palmer”等に取り上げられたものでございますが、こちらはバンド独自のHM/HRアレンジ(但し、かのベートーベンも出て参ります)。
末期NWOBHM~八十年代英国HMアレンジに非常に興味深いものがございます...............
現在では入手が困難の模様。この機会に是非。
注:発送方法は変更になる場合がございます。宜しく御願い致します。