御存知!末期Gil Evans Orchestraの貴重なライヴ音源 Sting and Gil Evans 「Last Session」 ハーフオフィシャル盤 輸入盤中古でございます。
非常に状態の良い中古でございますが、盤に擦り傷が若干ございます。
内容は言わずもがな。1987年7月11日イタリア ペルージャ ”Perugia Jazz Festival”での実況録音となります。
そもそもラジオ放送用原盤を用いたもので、スクラッチノイズがございます。されどノイズ処理等が成されている模様で非常に高音質でございます。
ラインナップは錚々たる名手揃い。
Gil Evans(Key)、Sting(Vo、G、ex-The Police)、Delmar Brown(Key、ex-Pat martino & Joyous lake)、Gil Goldstein(Key、Mike Stern等)、John Surman(Baritone Sax、Synth、ex-The Trio、John Mclaughlin)、
George Adams(Tenor Sax、Vo)、Branford Marsalis(Tenor Sax、Sopranino? Soprano Sax? ex-Winston Marsalis Group、Sting”Blue Turtle Band”他)、Chris Hunter(Alto Sax)、John Clark(Electric French Horn)、
David Bourgeron(Tuba、Trombone)、Lew Soloff(Trumpet)、大野俊三(Trumpet、Flugelhorn)、Tom Malone(Tenor & BassTrombone)、George Lewis(Tenor Trombone)、Mark Egan(B、ex-Pat Metheny Group、Elements)、
Danny Gottlieb(Ds、ex-Pat Metheny Group、Elements、John Mclaughlin with Mahavishnu)、Anita E.(Per)、Emily Michell(Harp)、Urszula Dudziak(B-vo)となります。
そもそもがジャズ系ミュージシャンであるStingの依頼で、大傑作2nd”...Nothing Like the Sun”制作にGil Evansが自身のオーケストラを率い一曲参加。
ジャズ界の伝説でもあるGil Evansに敬意を抱くStingと意気投合。ジャズ・フェスティバルのGil Evansの企画にStingが賛同、アルバム制作中(後期)と言えど参加を承諾した模様でございます。
そもそも後期Gil Evans Orchestraは、Gil Evans自身がかのMiles DavisとJimi Hendrixの音楽的邂逅の触媒となる予定であった(Jimi Hendrix急死の為、企画中止)事やそのアイデアを基に作品制作、
とロック音楽への接近を図った時代。
今作ではそのJimi Hendrixのみならず、StingのThe Police時代を含めた楽曲、
そして驚きの後期Tony Williams' Lifetime隠れ名盤3rd”Ego”の”There Come a Time”という非常に興味深い選曲のジャズ・オーケストラ・アレンジが施された楽曲が聴かれます。
また”Murder By Numbers”名義(StingのMCにもございますが....)となっておりますが、
実際は”Synchronicity Ⅰ”のジャズ・オーケストラ・アレンジ楽曲。そもそもがこれを前提とした作曲だったのではなかろうか?と思わせる興味深いものが聴かれます。
(また、メドレー形式で工夫や聴衆参加前提のアレンジも......................)
(そもそもStingの最初の録音がNew Castle University在学時の”New Castle Big Band”というジャズ・オーケストラでございます。Electric Bass担当でございましたが...........)
Stingの意気込みは並々ならぬものがあり、ヴォーカルの出来もキャリア屈指の感がございます。またジャズ的なスキャット(”Consider Me Gone”)を披露するなど非常に興味深いものがございます。
翌年3月にGil Evansが他界。ロック音楽に接近した後期Gil Evans Orchestraの正に最末期の非常に貴重な音源となります。
現在では非常に入手が困難の模様。この機会に是非。
注:発送方法は変更になる場合がございます。宜しく御願い致します。