*平野充 が 独自の技法で制作した作品です。1点もの 直筆サイン入り 額装品 【真作保証】です。
独自技法で 紙に塗りこんだ色彩を擦り、ひっかいて表現される 素晴らしい作品、独自の世界観です。
平野充の作品は、東京オペラシティにも収蔵されています。
*平野充ファンの皆様、作品を探されていた方、気に入った方、ぜひコレクションに加えてください。
・作品名:無題 (年賀状として制作されたものです。)
・技法:紙に油彩 ひっかき技法
・イメージサイズ:約5.5 cm×約10.0 cm
・額サイズ :約17 cm × 約21 cm (前面:ガラス) さし箱付きです。
・制作年:1981年
・サイン:作品下部にローマ字サインがあります。作品の裏側にも直筆の漢字サインがあります。
・エディション:1点ものです
・コンディション:概ね良好です。額には打ち傷や汚れがあります。
画像でご確認ください。
平野充(ひらの みつる)1929年-
平野充は、1948年 早稲田大学入学から詩の世界に傾倒し、創作を重ね、※詩の同人誌『同時代』の発行者である「黒の会」会員となる。 1960年前後より活字表現から離れて、詩の観念的な視点を絵画に投影していき独自の世界を描き続ける。 1966年から絵画作品を本格的に発表。 ※東京のシロタ画廊、養清堂画廊、京都のギャラリー・コクトー他で発表。
平野充の絵は、インテリ層にファンが多く、個展では約 18×19センチ程度 のミニアチュール作品でも 15万円位の発表値です。また、熱狂的なコレクターも多く作品はほとんど見かけることはありません。 1992年の芸術新潮5月号に平野充個展の記事が掲載、1992年の新作、21×29で20万円の価格帯でした。 また、美術評論で「収蔵作品展、抽象の世界」東京オペラシティアートギャラリーの記事で、「入ってすぐの展示室に並んでいた大きな油彩の抽象画にはあまり惹かれなかったのですが、その先の細い廊下に展示されていた平野充の小さな油彩画はどれも絶品でした。ペン画を思わせるような精緻なタッチに、水彩のように柔らかく浮かび上がる黒い色彩。暗がりの画面には、光のカーテンのような白い帯がひらひらと舞っています。まるで、つい一ヶ月ほど前に見たオラファー・エリアソンの「影の光」が、紙の上にて小さくまとまって実現したような味わいです。特に作品番号27の「無題」(1985)は、その光にクレーを思わせる美しい赤い色彩が加わります。また作品番号28番の「無題」(1999)も、まるでしとしとと雨が降っているように上から下へと線が垂れていて、それがどこか涙のイメージとも重なり合います。刹那的です。初めて見知った方でしたが、もっとまとめて拝見したいとも思いました。」との一文があり、なるほど 平野充作品を感じさせ上手いなぁと感心したことを思い出します。平野作品は一見すると銅版画か?水彩?の様に見えますが、薄く塗り込めた画面に掻き痕やペンのインク筋等の手を加えて異質の肌触りを見せている凝ったマチエールの繊細な作品です。 知る人ぞ知る詩人の繊細な画面構成の作品です。(出典:shirokuma氏コメント)