御存知!元Freeの名ギタリスト故Paul Kossoff 英ブルーズ・ロック系大傑作ソロ作「Backstreet Crawler」 輸入盤未開封新品でございます。
リマスター前の仕様となります。
現在では様々なリマスター仕様のCDがリリースされておりますが、
制作時に生じたノイズを処理したり低音を利かせ過ぎたり音の輪郭を角張らせたりと、リミックス感がございます。
その音質の現代感から、オリジナルを知る方々からは正直違和感を感じるという意見がございます。
こちらはリマスターは成されておりませんが、そもそもCDという規格に合わせ音を調整しマスターテープの音質を再現したものでございます。
何をか言わんや、でございます...........................................................
内容は言わずもがな。
ラインナップは錚々たる名手揃い。
Paul Kossoff(G、ex-Free)、John”Rabbit”Bundrick(ex-Free、The Who等セッション)/Jean Roussel(Osibisa、Ronnie Wood等)/(Key)、
Alan White(後にYes)/Simon Kirke(ex-Free、後にBad Company)/Conrad Isidore(後にHumming Bird)/(Ds)、
Trevor Burton(The Move)/セッション系名手Alan Spenner(Kokomo、Roxy Music、David Coverdale他)/Tetsu Yamauchi(Ex-Free、The Faces)/
Clive Chamen(B、ex-Jeff Beck Group、Brian Auger's Oblibion Express、Humming Bird、The Streetwalkers、Cozy Powell's Hammer他)、
御存知!Paul Rodgers(ex-Free、Bad Company、The Firm)/Jess Roden(ex-Alan Bown)、
ブリティッシュ・フォーク系名手John Martyn(G)となります。
英ブルーズ・ロック系でかのFreeの音楽性を継承致しておりますが、インスト中心(とは言えども五曲のみでございますが.....)の作風でございます。
Freeの泥臭さはございますがどちらかと言えばインスト曲は初期の音楽性に繋がり、
ヴォーカル楽曲は後期Free~(後に結成する)Backstreet Crawlerのミッシング・リンクの感がございます。
インスト作はブリティッシュ・ブルーズ・ロック系でございますが、ジャム・セッションを主としたもの。
作曲はPaul Kossoff自身(一曲John Martynとの共作)でございますがガイドライン的なものの感があり、
参加ミュージシャン全員でそれを膨らませていった感がございます。
ブルーズ・ロック特有の脂っこさ・しつこさはございますが案外メロディアスな感覚があり、良い意味で解り易さがございます。
ブリティッシュ・クロスオーヴァー系の人脈が絡む事もあり、(現在で言う)ジャム・バンド的な感覚が伴う事がミソ、
かのJeff Beckの大傑作「Blow By Blow」「Wired」にも繋がる感もございます(Jazz/Fusion抜きの感覚とでも言いますか..............................)。
Paul Kossoff の演奏は(Free時代程ではないにせよ)なかなかのもの。
そもそもギター弦が細い上にベース・アンプで音を出すというPaul Kossoffでございますが、
機材や技術だけでは語れない独特の演奏・表現センスが聴かれます。
(そこもJeff Beckに繋がる感が...............................)
作曲だけでなく、プロデュースも殆どでPaul Kossoff自身が関わった事も興味深いところ。
そもそもFree後期からPaul Kossoffの深刻な体調不良が知られておりますが、ソロ作と言う事で相当な意欲が感じられるものでございます。
但し、元々Free時代でも原曲提供が少ない上に体調問題。
この後結成するBackstreet Crawlerでも原曲提供面には関わりが少なく、非常に貴重な感がございます.................................
Paul Kossoffには時間が限られてきていた事が感じられる感もございます。
(Free時代のエンジニアで後にLed Zeppelinや八十年代HR/HMシーンでの制作を手掛けたAndy Jonesは
彼の死去に対して忸怩たる思いをしていたとか...............)
豪華な参加ミュージシャンでございますが、Yes加入前のAlan Whiteの参加が目を引きます。
セッション・ミュージシャン出身ではございますが案外参加作が少なく、Yes加入以降はセッション活動は稀となりますので、
貴重な参加作となります。
また、後のHM/HR界で活躍するエンジニア兼プロデューサーTony Platt(AC/DC、Manowar、Dio等手掛ける)が参加している事も..............
この機会に是非。
注:発送方法は変更になる場合がございます。宜しく御願い致します。