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冨田六郎左衛門信房雑記録(本人が自ら書き写したもの) 嘉永七年寅八月吉日表紙拵
冨田六郎左衛門信房雑記録(本人が自ら書き写したもの) 嘉永七年寅八月吉日表紙拵 [浏览雅虎原始页面]
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卖家账号:hekijin_0629

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店铺卖家:不是

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商品信息

雅虎拍卖号:q439527736

结束时间:11/22/2024 21:12:26

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24.9 ×17.5㎝

【表紙に記された所載目録】

・政治談 31丁
    (雑事記目録)
・泰平腹鼓
・身躰安楽丸
・臍穴物語・
・世帯雑臭い夢合戦
・准四国遍路往来

           「雑事記目録」の内容
・藝州宮嶋由来并八景詩歌(板本) 5丁
・(上州草津温泉物語 縦長の板本 5丁
   「雑事記目録」に記されていなかったもの)
    裏表紙裏に
         上州草津金比羅之湯
         上野常陸武蔵 武蔵
               尾州名古屋
       とあり、旅行の行程かと思われる。
・心掃除 泰平の腹鼓 語生楽 5丁 
・世帯雑臭夢合戦  6丁 嘉永七年寅弥生写改也 とあり
・心躰安楽丸秘法書 (但壱ふく朝夕用ひてよし) 9丁 
 * 本文無し 五十三継文之文句 
・准四国之遍路往来 3丁
・臍穴物語  2丁
・五十三次狂歌  7丁
・笑書果(?)物語 2丁 


【内容】について
 日々書き溜めておいた物や、(借りた本を)書き写したもの、また旅のつれづれに手に入れた板本やらをまとめ、それに表紙を付けて一冊に仕上げた物。
 「政治談」は役務上(彼は武士である)知り得たことや、見聞きしたことなどを記したもの。例えば、

 一 天明二年寅六月廿七日より北東に當りドンドントヒゞキノ音イタス信州浅間山焼のよし云々
 続いて
損亡村附之覚 として被害に遭った村々の名が列記・・・。
 また、
去十四日夜八ツ時浅野内匠頭殿の家来四拾五人云々・・・から始まる、赤穂浪士討ち入りのことが記され、その面々の役職、氏名、年齢までもが一覧されてある。

 これが本編とも言うべきで、あとは書写した物や買い求めた物を合綴した模様。
 インターネットで調べた結果(見つけられた物)、世に流布していた物。
  「身体安楽丸の広告」のみだった。内容も似通っていた。
明治になって同名の物が出版されたが、内容も、趣が違うようである。前者は「儒教(朱子学)」、後者は「皇国」、つまり「お国のため)」と言うことのようである。

【冨田六郎左衛門信房】について。
 文中にも年号が記されているので、そのあたりの人であることは確かだが・・・・。

 本文中に出てくる年月を時系列に並べると

 1701(元禄15)年12月14日 赤穂浪士討ち入り
 1772(明和9)年
 1774(安永3)年正月
 1782(天明2)年浅間山焼(大噴火は翌年8月)
 1784(天明4)3月
 1804(文化元)年
 1854(嘉永7)年弥生
 1854(嘉永7)年8月 表紙拵

 ただ、天明二年に浅間山焼を見聞きしたとなると、嘉永七年時点で七十二歳。当時は生まれたばかり。とすると、彼の生まれはせいぜい1800年代。つまり、ここに記されている殆どは、人から聞いたか、当時の記録。役職柄、子孫に残す為に、書き写しておいたものらしい。

  「知多市誌」によると

1772(安永元)年に富田六郎左衛門藤原【信清】
1793(寛政5)年富田六郎左衛門衛門 愛知県知多市域の山廻り役
1885(明治18)年に富田六郎左衛門藤原【信治】「知多市誌」に記述
とあり、この血筋の人間ではありそう、
 因みに、「六郎左衛門」は代々引き継がれる名。「信清」「信治」「信房」の「信」の字は、冨田一族が「通字」として使っていたもののようである。だから「信房」もこの一族と推測できる。


※経年による紙の劣化、変色、斑点状の染み、虫食い、破れあり。
 
【参考】
  冨田六郎左衛門信房が手ずから書き写した書物で、ヤフオクに出品した物、一覧。

01『中山殿中問答』下 1853(嘉永六)年書写
02『仙石衛香炉』上 
03『星月夜万八実録』義 
04『越後観音道歌物語』全 作之(嘉永六年)
05『大久保助言記』二冊 
06『賊禁秘誠談(石川五右衛門物語)』天地人の内「天・地」 二冊 
07「殺法傳輪記」中(三冊の内) 

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