★超希少!! 超絶入手困難の神レベルアイテム!!★
デロルトのUB24キャブレターになります。
左側に調整ダイヤルの付いた「UB24B2」と、右側に調整ダイヤルの付いた「UB24BS2」の2個セットになります。
マニホールドと予備のフロートキャップ付きです。
MVアグスタの350Bにて使用していたものです。
MVアグスタ750S前期型や750GTにも使用可能です。
MVアグスタの350B、350GT、350スクランブラーに標準採用されていたもので、
175cc以下の排気量の小さい単気筒マシンだと24より小さいものが使われていたり、
ビッグシングルだと24より大きいものが使われている事が多く、
標準採用されていた車両が少ないのでUB24はなかなか無いです。
また、これよりさらに古いモデルだとUBでなく、
小型のUAやMA、MBなどが使われている事が多いので、
UB24は現存数も少なくてかなりレアです。
さらに、
通常は取り付ける車種のシリンダーの傾斜角に合わせて別体フロートが地面と水平になるよう
それぞれに合う角度が付いたフロートが用意されています。
こちらはMV仕様で別体フロートがキャブ本体と同じ垂直90°のものです。
同じような仕様の車両が少ないので、垂直90°タイプのフロートはなかなか出てきません。
これだけ部品単体で別途で探すのは難しく、付いているキャブごとまた別で買わないとならない場合が多いです。
フロートの角度が合わないと油面が安定せずアイドリングに支障をきたしたり、走行中にうまくガソリンが送れなくなります。
垂直タイプのUB24の左用と右用がセットで出る事はまずないと思います。
製造時期によって「UB24BとUB24BS」と「UB24B2とUB24BS2」が使い分けられていますが、
この末尾の「2」はロットナンバーなので、全く同じ仕様になります。
MVアグスタ750Sや750GTに使用の場合、
前期型(ドラムブレーキのモデル)はこのUB24が採用されており、後期型(ディスクブレーキのモデル)は角形のVHBキャブに変更になりますので、前期型に使うものです(後期型にもマニホールドなど加工で合わせられれば付きます。)
左右で「UB24B(2)」「UB24B(2)」の2個ずつの4連キャブになります。
こちらのアイテムはファンネルが真っ直ぐのタイプなので、4連に使用する場合は左右に角度の付いたタイプに変更してください。
真っ直ぐなタイプでもデスビに干渉しない1番・2番シリンダーなら装着可能だと思いますが、
見た目的にはファンネル角度がオリジナルに準じていない形になります
(角度付きファンネルが必要なら調達できるかもしれませんので別途お問い合わせください)。
1974年までのラウンドエンジンの350B(GT、スクランブラー含)に純正の丸型UBキャブでなく、
スクエアエンジンの350S ipotesi(ジウジアーロデザイン)に標準採用された角型VHBキャブに
付け変えてしまっている車両がかなり存在します。
これはかなりイタダケナイ変更です。
車両の時代背景にも全く合っていませんし、
見た目もラウンドエンジンにモダンな角形キャブだとチグハグで興醒めです。
「丸には丸、角には角」です。
当然の摂理です。
UBキャブの方が古くて現存数も少ないので、仕方なく交換する気持ちもまあ解りますが、
そのVHBキャブもほとんどのものがスライドや本体のスライド室の壁がすり減って傷んでいます。
デロルトの製品はフロート別体式のUBから一体色のVHBに進化した事で、
キャブの安定性や性能としては進化しましたが、角形のスライドはスロットルケーブルの力の掛かり具合で
どこかの面が極端な片減りやダメージを負っているものが多いです。
デロルトもその点を問題視して、VHBは廃盤になりその後はPHFやPHMなどの丸型スライドに仕様変更しています。
※まあ当時は新品キャブやその部品がいくらでもあった訳ですから、
「ダメになったら買い換えればいい」という考えだったのかもしれません。
私も10数個のVHB所有していますが、使えるのは半分以下です。
かといってミクニなどの国産キャブに変えてしまうのもナンセンスです。
安定はしますが、イタリア車ならではのパッションやパンチ力は完全になくなります(実証済み)。
乗りやすくはなりますが、面白さは一切なくなります。
では何故、UBを諦めてVHBにしている車両が多いのか、
VHBの方が生産数が多いので、とりあえず手に入れられたものを付けて誤魔化しているというのが殆どでしょう。
UBキャブの時代はVHBほど偏摩耗などのトラブルは起こりづらいですが、
材質が柔らかかったり繊細な作りなので、無理矢理に組み付けて破損させたか、
乗らずに野外や納屋に放置されるなど、車両の保管状況が悪くて腐ったのだと思います。
なので、UBキャブが付いていない車両は、車両本体もあまり良くない状態だった可能性が高いです。
フルオーバーホールされたならまだしも、
みてくれだけ綺麗にして中身が腐っている可能性もあるのでご注意ください。
350Bや750Sなどのクラシック(1972年もしくは1974年まで)は、オリジナル度がどれだけ高いかで車両価値も大幅に違ってきます。
1975年以降の350Sや750Sアメリカなどのモダンクラシックだと、
MAGNIアグスタにチューンナップしたり、GPレーサー仕様の見た目にした方が市場での価値や人気が高く、
海外の有名オークションでも高値が付きます。
しかし350Bや750S前期型のような純クラシックだと、
VHB等の非純正キャブを付けてしまうと、コンクールデレガンスではかなり悪評価になります。
車両価格で50〜100万の差が付く事もあります。
UB24の4連キャブだと海外で相場が50万を超えています。
私の周りにも“UB警察”が居まして(苦笑)
UBを付けてない車両に鋭いツッコミを入れたり、
オークションでのUB非装着車両に「オリジナルのUBはないのか?」と厳しい質問をしたりしてますw
うるさ方やマニアを黙らせるにはUBにする必要アリです(切実)。
そもそも750Sの場合、前期UB車と後期VHB車でヘッド側のキャブ取付位置の形状や角度が違っています。
フィンの造形やイン側のバルブのサイズさえ違うので、
前期と後期のキャブやドラムとディスクのブレーキをチャンポンしてる車両はかなり不自然になり嫌われます。
この時代までの車両はどれだけ「オリジナルか」がかなり重要になります。
250Bには全く同じ形状のUB22が標準採用されていますが、このUB24でも問題ないと思います。
セッティングを調整してもいいですが、回して乗るなら24でもむしろ良いのではないかと思います。
※私も所有車両に大きいキャブを付けています。
単品はもちろんですが、左右セットで出る事はまずないアイテムです。
当時はシングルモデルが主流だったので、両側での流通は特に少ないと思います。
探していた方、純正戻ししたい方、この機会にぜひどうぞ。
状態は、
かなりの美品だと思います。
ヴィンテージパーツなので、もちろん全体的に使用に伴うスレや小キズはありますが、
この年代のものとしては相当綺麗だと思います。
使っていたのはかなり前ですが、取り外すまで普通に使用していました。
ストックしていた新品UBキャブに付け替えた際に取り外して保管していたものです。
表面の塗装も残っています。
塗装が剥がれて腐食しているものが大多数なので、この点でも状態はいいです。
塗装が剥がれた際はこまめにタッチアップしてください。
塗装が剥がれているものや、アルミが変色したり表面に黄ばみが付いているものは
絶対は買わない方がいいです。
多分、ネジの締め込みや使用の際に腐食で崩壊します。
一度、全バラにして確認しています(画像10枚目)。
インナーパーツなどに不具合や破損はありません。
ただ、当時物の長期保管品なので、使ってみてニードルやジェットが摩耗してイマイチなようなら交換してください。
見た感じは問題なさそうでした。
インナーパーツは新品が取れるものもありますのでお問い合わせください。
シール類は見た限りでは不具合や劣化なさそうだったのでそのままにしています。
使用の際に滲みなどが発生するようなら落札者様の方で交換・OHてください。
OHキットが必要な場合も手配できますのでお問い合わせください。
全体的に状態は良いですが、
当時の製造技術の鋳物なので形が不揃いだったり、
アルミの流し込みが足りなくてガタついたり欠けてるように見えるところもありますが(UB24の刻印の外枠など)、
きちんと塗装は乗っている箇所なので、ぶつけたりしたものでなく、あくまではじめからの製造誤差なのでご了承ください。
もちろん、使用品なので細かい打ちキズやスレはある前提です。
中のスライドなども動いた時に付いた跡はありますが削れや腐食はありません(画像9枚目上段&画像10枚目)。
ここも、スライドにガリガリと擦れたり筋が入ったものは使えない可能性がありますので購入時は気をつける部分です。
スライドだけでなく本体の内壁にも極端な摩耗やキズが場合があるので気をつけないとなりません。
こちらのアイテムは心配ないと思います。
一点だけ気になるところは、
右側キャブの別体フロート上にあるティクラーのキャップにヒビ割れと欠けが入っています(画像9枚目 下段の左のもの)。
使っていても砕け落ちたりはしませんが、ここは鉛玉みたいな感じで柔らかいアルミ鋳物の塊で、
内側が中空で薄く作ってあるのでこうなってしまっているものが多いです。
アルミ溶接やデブコンなどで埋めれば綺麗にできて機能自体は問題ないのですが、
別途状態のいいものをお付けします(画像9枚目 下段の右のもの)。
ティクラーキャップだけでなく、予備としてフロートのトップキャップごと全てお付けします。
予備のフロートのトップキャップはネジ付近に腐食などありますが、ティクラーキャップはかなり綺麗です。
内側のリングをペンチなどで開いて外せます。
※製造ロットや年代によって少しティクラーキャップの形状に違いはあります。
本体側のトップキャップは、チョークなしバージョンのものが付いています。
チョーク付きが希望の場合はお知らせください。
私は今は持ってないのですが、部品仲間が所有しています。
ただ、ちょっと金額が高いので落札者様が必要なら譲ってもらう手配をします。
また、フロート側のトップキャップもDUCATIなどに使われている通常タイプが付いています。
こちらもMVなどに使われる希少なフロートの高さや動きを制御して、外から調整できるダイヤル付きのタイプがご希望の場合は手配できます。
こちらも部品仲間が所有していますので必要なら入札前もしくは入札後にご相談いただければ調達して交換いたします。
ファンネルは当時のオリジナルで鋳物です。
リプロだとCNCの削りで質感が全然違ってくるのでクラシックらしい味がありません。
マニホールドも350B純正です。
クラックやダメージありません。
ガスケットの取り残りや汚れはあるので、取付時に掃除してください。
取付ネジ類は付属しません。
その他、感じ方や使用感は個人差かありますので、
写真でご判断の上、ご納得してのご入札をお願いいたします。
ヴィンテージの長期保管品なので、
念の為ノークレームノーリターンでお願いいたします。
特に、OHで回復する部分はノークレームでお願いいたします。
前述の通りOHキットは手配できます(安いです)。
取引条件や他のアイテムと同時購入の場合は
お値引きも検討させていただきますのでお気軽にお問い合わせください。
発送はゆうパックおてがる版になります。
よろしくお願いいたします。