森の悲しみ
1.ペリンカ/森の悲しみOp14
バス、ホルンとピアノのための
1)プロローグ
2)ブッシュが歌う
3)ワインで喉をうるおす
4)森で恋人の声を聞く
5)奪われた木の葉
6)無常
7)野分き
8)霧
9)ルフトのヴァイオレット
10)すべてを与えた
11)Urtima in mortis hora
2.シューマン/「森の情景」から
第9曲「別れ」Op82-9
3.シューベルト/歌曲集「冬の旅」より
第5曲「菩提樹」
第16曲「最後の希望」
4.シューベルト/さすらい人の夜の歌Op96-3
5.パッテンハウゼン/ゲーテ三重奏曲
ヴァイオリン、ホルンとピアノ(ホルヴァート編)
1)静かな 2)穏やかに
3)流れるように速く
6.パッテンハウゼン/3つの夢
1)私は叫んでいた
2)私の魂の中で
3)私は多くの都市を見た
7.ウェーバー/歌劇「魔弾の射手」序曲
ヴァイオリン、ホルンとピアノ(ホルヴァート編)
ハンネス・ジョケル(バス)(1、3、4&6)
ローラント・ホルヴァート(ウィンナホルン)(1、5&7)
ウェルナー・ペリンカ(ピアノ)(1~7)
ハインツ・ハンケ(ヴァイオリン)
ライムント・リッシー(ヴァイオリン)(7)
録音 1990年代
森の情景や悲哀を扱った作品を集めたアルバムです。ピアノはウェルナー・ペリンカが演奏しています。
★ウェルナー・ペリンカの「森の悲しみ」はバス、ホルンとピアノのための歌曲集です。 プロローグの語りがあって、10曲の歌がホルンとピアノの伴奏で歌われています。「悲しみの歌」ですからホルンが叫ぶこともなく静かな演奏になります。
★シューマンの「森の情景」はピアノ曲としての名曲です。その中の第9曲「別れ」をペリンカが演奏しています。
★シューベルトの歌曲集「冬の旅」から2曲、第5曲「菩提樹」と第16曲「最後の希望」をバス独唱でジョケルが歌います。バリトン独唱とは少し印象が違います。
★シューベルトの「さすらい人の夜の歌Op96-3」はバス独唱とピアノで歌われています。
★パッテンハウゼンの「ゲーテ三重奏曲」はヴァイオリン、ホルンとピアノのためにホルヴァートが編曲しました。第1曲「静かな」 第2曲「穏やかに」、第3曲「流れるように速く」とそれぞれが小品ですが、穏やかなホルン三重奏曲です。第3曲は速いテンポのきれいな小品です。
★パッテンハウゼンの「3つの夢」はバス独唱とピアノで演奏されます。 第1曲「私は叫んでいた」、第2曲「私の魂の中で」、第3曲「私は多くの都市を見た」となっています。
★ウェーバーの歌劇「魔弾の射手」序曲をヴァイオリン、ホルンとピアノのためにホルヴァートが編曲していました、ホルンと管楽器のパートは主にホルンで演奏して、オーケストラのパートをヴァイオリンとピアノで演奏しています。冒頭のホルンの主題をウィンナホルンで演奏すると大変感動的な響きです。第2ホルンのパートをピアノで弾いていますので和音としても申し分ありません。このトリオは新しいレパートリーとして素晴らしいと思います。演奏も大変素晴らしいものです。
ホルンの部屋より抜粋