◇商品状態:中古A
コンディション説明:帯つきです。帯カバーに軽度のスレキズあり。本文書き込みありません、紙面良好。迅速丁寧に発送いたします。
参考コンディション
A:とても綺麗な状態、書き込み、マーカー、破れ等ない状態、カバーに多少のヤケ
B:綺麗な状態、多少の書き込み、マーカー線引がある、ページに多少のヤケがある
C:外見にヤケや破れがある、書き込み、マーカー、線引きがある、ページにヤケ
D:状態はよくない、書き込み、マーカー、線引き、破れがあるが購読が可能、付属品欠品
*画像は実物をスキャンしたものです、光の加減により若干の色違いがございます。
◇商品情報
ISBN:9784041071076
著者:古処 誠二
作品内容:人間存在のままならなさを静かに深く掘り下げた、サスペンスフルな戦争小説北ビルマでの米支軍との戦いは、退路を断たれ、苦戦を余儀なくされた。独歩患者は中隊から切り離され、経験のとぼしい見習士官を付けられて分進隊として転進する羽目に陥る。イラワジ河をにわかづくりの筏で下る際、敵機に襲われ、すさまじい火力で河面が叩かれる。各自中州までようよう泳ぎ着くが、そのさなか、伍長が胸の一突きで殺される。あの極限状態のさなかで、いったい誰が? 大河の両岸には百姓ゲリラが控え、中州からの脱出もままならない。籠城はできても3日。日本兵たちはやがて、一人、またひとりと命を落とす――。中州を脱出してひとり安全圏の渡河点にたどりついた兵隊から転進の行程を聞いた下士官は、話に違和感を覚え、兵隊に銃をつきつける。「お前、足手まといになった連れをひとり残らず殺して転進して来ただろう」――転進の道で鬼とならざるを得なかった人間の弱さ、優しさ、哀しさ。人間存在のままならなさを静かに深く掘り下げた、サスペンスフルな戦争小説!
出版社:KADOKAWA
出版日:20180727
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