※軽労化:労働の負担や疲労を軽減することで、労働による傷病リスクを下げるとともに、主体的な動きをサポートすることで、働き続けられる身体能力を維持するためのアシスト技術です。
【使用できる段差の目安】■介助者なしで使用する場合(段差角度5度)・R-85Z:6cm ・R-125Z:10cm ・R-165Z:13cm ・R-205Z:16cm ・R-230Z:18cm ・R-255Z:20cm ・R-285Z:23cm
■介助者が同伴して使用する場合(段差角度10度)・R-85Z:13cm ・R-125Z:20cm ・R-165Z:26cm ・R-205Z:33cm ・R-230Z:37cm ・R-255Z:41cm ・R-285Z:46cm
■最大適応段差で使用する場合(段差角度14度)・R-85Z:20cm ・R-125Z:30cm ・R-165Z:40cm ・R-205Z:50cm ・R-230Z:56cm ・R-255Z:62cm ・R-285Z:70cm
【使用方法】(1)設置場所まで運びます。
(2)上端部の赤ラインまでかけてください。
(3)樹脂止め金具を外します。
(4)ハンドルを引き上げてください。
(5)広げます。
(6)安全を確かめて使用して下ください。
【使用上の注意】
・車いすに乗っている方、およびその介助者以外は乗らないでください。
・スロープ走行面の片側のみに質量がかかる使用はしないでください。
・最大耐質量は300kgです。最大耐質量を超える使用はしないでください。
・上端、下端の樹脂部分に衝撃をかけないでください(強く踏む、設置・運搬時にぶつける、立てた状態から倒す等)。スロープの損傷が発生する恐れがあります。
・ハイヒールや傘のような突起物で衝撃をかけないでください。
・砂、雪、氷等の滑りやすい場所や、石、突起物がある凹凸面では使用しないでください。
・メーカーの許可なく改造をしないでください。
・荷物の運搬、人の歩行等、既定の用途以外に使用しないでください。
・常設での使用はしないでください。
・ねじ、アンカー等でスロープを固定しないでください。
・スロープ上で急停車や方向転換を行わないでください。
・スロープを設置または運搬する場合は、落としたり、物にぶつけたり、引きずったりしないようにご注意ください。
・車いすのステップおよび転倒防止金具の調節が不十分な場合は、本体走行面を傷つけることがあります。接触しないよう調整の上ご使用ください。
・設置、収納する際は指等を挟みこまないようご注意ください。
・段差高さに合ったサイズのスロープを使用してください。
・側面の「上端側」表示を確認し、上下を正しく設置してください。
・スロープ本体の「裏面」表示を確認し、表裏を正しく設置してください。
・使用前に各部を点検の上、傷、割れ、がたつき、ゴム部分の剥がれ、走行面滑り止めシートの剥がれ、走行面の付着物等の異常がないことを確認してください。
・スロープ上端側、下端側とも平坦な面で使用してください。スロープ設置後にがたつきがないことを確認してください。
・スロープ上端赤ラインの範囲内に段差の角を合わせ、段差に対して平行に設置し、スロープ上端を深く掛け過ぎないように注意してください(適正な掛かり量の目安:上端から5cm)。
・当スロープは2折になっています。広げてご使用ください。
・スロープにはゆっくりまっすぐ進入し、進入時にスロープがずれないことを確認してください。
・脱輪しないように、慎重に通行してください。エッジに車いすの両輪およびハンドリムが当たらないように注意して、中央部を通行してください。
・スロープに上る場合は、介助者が車いすを押す方向で前向きに上がってください。降りる場合はこの逆で、介助者が後ろ向きになり、車いすを受け止めるようにしながら降りてください。
【保管・メンテナンス上の注意】
・使用されたまま放置しないでください。子供が遊んでケガする恐れ、またスロープが外れて転落、転倒事故につながる恐れがあります。
・直射日光のあたる場所や高温の場所、雨ざらしの状態で放置しないでください。ゴム、樹脂等が劣化しやすくなります。また、砂等の汚れの付着、変色の原因となります。
・転倒の恐れがありますので、壁等に立てかけの保管はしないでください。また長時間立てかけた場合、ゴムの破損、変形の原因となります。
・ハンドル部をフック等に引掛けるなど、ハンドル部に荷重がかかる保管はしないでください。
・上下端のゴム部分にタイヤ用ワックスや油類を塗装しないでください。すべりやすくなり、落下、滑落の原因になります。
・オゾン消毒はしないでください。ゴムを劣化させ、亀裂等が発生する原因になります。
・60度以上の乾燥庫での乾燥はしないでください。自然乾燥するようにしてください。
・強アルカリ、強酸等が含まれている洗剤は使用しないでください。ゴムを劣化させ、亀裂等が発生する原因になります。一般の家庭用中性洗剤を使用してください。
・洗浄の際、60度以上の熱湯は使用しないでください。
・高圧洗浄機を使用する際、上端樹脂と走行面の接合部、ゴム部分の接着面等に直接水をかけないでください。破損やスロープ内部への水の侵入の原因になります。
・ご使用後は泥や汚れを落とし、雨風の影響を受けない場所にて横置きにして保管してください。