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●●「優雅な弁当箱ー提重」・・・●●
●「重箱の多彩なすがた」・・・●
●提籠弁当。
●●「趣向の弁当箱」・・・●●
●春慶塗蕎麦弁当・（明治時代）。
●●「趣向の弁当箱」・・・●●
●「旅の弁当箱」・・・●
★江戸時代は・商用で各地をまわった商人を始め・庶民の間でも物見遊山・諸国への社詣と・旅が大流行しま
した。いまでも時折見かける弁当箱が生まれたのも・この頃です。代表的なものでは・「わっぱ」・や・「
めんぱ」・編籠の弁当箱などがあります。大名や豪商などの裕福層の贅を尽くしたそれとは違って・小さく
素朴ながらも・機能性に優れた実用的な弁当箱が作られました。 。
ここに紹介した・「枡網代編籠弁当」・の作りも・たいへん合理的です。瓢を酒器として銅製の盃がつき・
それらが緒で弁当箱とつながれています。網代編籠のなかにブリブリ形の金属製三段重が収められ・弁当箱
と酒器を一緒に持ち運ぶことができるようになっています。当時の旅はもちろん徒歩。たんに運びやすいと
いうだけではなく・小さくて邪魔にならず・なおかつ粋なすがたを見せる。細かい工夫が施されています。
●枡網代編籠弁当。 ●黒漆紙撚弁当。
●●「趣向の弁当箱」・・・●●
●「酒肴の弁当箱」・・・●
★酒好きには・羨望の的ともいえそうな弁当箱です。右頁の・「四君子弁当」・は・細竹で立て並べた外枠が
中央で割れ・片側に竹の器を三つ・もう一方に花唐草文徳利と二膳の箸を収めた箸向が添えられています。
器には・菊・蘭・梅が彩色され・竹の材と合わせて四君子揃い・酒酌みかわすも君子人。この弁当箱を考案
した人の洒落っ気がうかがえます。 。
また・上の瓢形弁当は・瓢を縦に割り・片方は板を貼って注口と栓をつけて酒器に・もう一方はそのまま酒
肴を盛る器に仕立てた弁当箱です。表には竹に雀が描かれていますが・瓢を開くと咲き乱れる桜花。瓢から
・花も・酒も・肴も出るとは・粋人の考えることはまったく風流。このたびは・野趣に富んだ焼き筍を肴に
・春の一献としてみました。 。
●竹雀漆塗絵瓢弁当・（明治時代）。 ●四君子弁当・（明治時代）。
●●「趣向の弁当箱」・・・●●
●「変わり形の弁当箱」・・・●
●漆塗酒樽弁当。 ●叉手編蒔絵茶壷形弁当。 ●竹生花形盃入。 ●朱漆鯛形弁当。
●●「趣向の弁当箱」・・・●●
●「携行の酒器」・・・●
●朱漆吸筒。 ●錫徳利。
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■■『茶道誌』・・・■■ ●●『なごみ』・・・●● **”（１９９５年４月・通巻第１８４号）”** ■■『特集』・・・■■ ●●『愉楽の弁当箱』・・・●● ―”風流な花見のために”― *協力-特種製紙(株)資料館準備室／佐野美術館-隆泉苑* **監修・荒川浩和** **撮影・岡崎良一** **料理・高橋篤・（隆泉苑）** **”（約・３７頁） ”** ★花に誘われて心ときめくのは・今も昔も変わりません。 野山に出かけ・飲食に興じるのが花見のホンネ。 常を忘れて舞い歌い・大いに花の精と戯れたいもので す。 宴の器・旅の器として・粋な工夫がなされた古き美し き弁当箱を・特種製紙・（株）・資料館準備室のコレ クションに見ながら・現代版風流の宴を提案します。 ■発行日＝平成７年４月１日。 ■発行所＝株式会社・淡交社。 ■サイズ＝１８×２５．５ｃｍ。 ■定価＝８００円。 ■状態。 ●表紙に・多少の・傷み・ヤケが有ります。 ●本誌内に・多少の・ヤケが見えますが ●大きなダメージは・無く ●年代的には・良い状態に思います。 ◆◆注意・・・◆◆ ★表紙に多少の使用感、綴じ側縦に折れ跡・ （読みぐせ）・が有りますのでご理解下さい。 ★発行日より・経年を経て下ります。 コンディションに係らず・古書で有る事を 充分に御理解の上・御入札下さい。 ★神経質な方は入札をご辞退下さい・・！！ ●全・１２８頁・・・！！ ●特集の・・・！！ ◆「愉楽の弁当箱」・は・約３７頁。 ●蒐集・資料などの・参考に・・・！！ ●探されていた方は・この機会に・・・！！ ●以下・詳細をご覧ください・・・！！ ◆掲載案内は・抜粋し掲載して下ります。 ◆掲載内容は・Ｑ＆Ａより・問い合わせ下さい。 ◆数字記載は目視です・間違いは御容赦下さい。 ●掲載を抜粋紹介し・「タイトル」・と致します。 ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ■■『愉楽の弁当箱』・・・■■ ―”風流な花見のために”― **”（約・３７頁） ”** ●●『優雅な弁当箱提重』・・・●● ◆桜流水蒔絵鼓提重・（江戸時代中期）。 ―”奥行19．0／幅33．6／高28．4ｃｍ”― ●『提重の構造』・・・● ★提重は携行の器として・その用途・意匠ともにもっと も完成度が高く・弁当箱のなかでも代表的なもののひ とつです。 重箱・酒器・銘々皿・盃などがひとつの提げものに収 まり・日本人が得意とする・「収納」・の工夫が存分 に発揮された弁当箱といえます。 提重の構造をみると・その巧みな工夫に驚きます。 写真の提重は・上部の違棚のうち・徳利の上に長方形 の小箱・盃・重箱の上に盆・銘々皿が収められていま す。 徳利は頸が固定されているので倒れることはありませ ん。 作りは細部まで神経がゆきとどいており・ハレの日に ・風流の極みを尽くした先人たちの遊びごころがうか がえます。 ◆籬草花蒔絵提重。 ―”奥行18．4／幅31．5／高22．0ｃｍ”― ●『重箱の多彩なすがた』・・・● ★重箱は・新年や節句などの慶長事に活躍する・今日で も馴染みのある器です。 戸外で飲食が盛んになりはじめた・室町時代後半・携 行の器としてまず利用されたのは・唐物の・「食籠」 ・でしょう・（３８頁図版参照）。 鎌倉時代船載されて・書院の棚飾りなどの道具として 珍重され・次第に実用にも供され重箱へと変化してい ったと考えられます。 「食籠」・には・円形・方形・六角形や壺形・また材 質も木製漆塗りを始め・提手のついた竹や籘製のもの ・あるいは重ね平形・懸子を収めたもの・入子式など があります。 その多彩なすがたや工夫は・のちの重箱や弁当箱に引 き継がれていきました。 ◆山水方形磁器重箱。 ―”奥行10．0／幅14．2／高14．6ｃｍ”― ◆網代編扇形弁当・（江戸時代後期）。 ―”奥行12．5／幅19．8／高15．2ｃｍ”― ★重ねられた各段は扇の要を回転軸として・左右 交互に出し入れする。 白竹と煤竹の網代編みで・上面の扇形は片身替 りになっている。 精緻な編目・小ぶりで洒落なすがたの女性的な 弁当箱である。 ◆提籠弁当。 ―”奥行14．2／幅16．2／高40．2ｃｍ”― ★提手つきの籠に・懸子を収めたもので・内側に 更紗和風紙の内貼りが施されている。 野山の趣にあわせた大らかさがあり野遊びによ く興じたと覚しき人の趣味がうかがえる。 ●『趣向の弁当箱』・・・● ★弁当箱も・遊びの初稿や用途によってさまざまな形式 が考えだされました。 「堤炉・携炉・俗にいう茶弁当」・という記述が・「 和漢三才図会」・に見えるように・この茶弁当は・携 行用風炉で湯を沸かし・茶を喫することを主とした弁 当箱です。 ★屋根形の上蔽を左右に広げると・上段には赤銅製の手 提火炉・角形湯灌。 下段の蝶番つき扉を引きあげると・なかに漆塗の重箱 など三つの箱が収まっています。 近世の風俗画には・前後の角形提鐶に・担ぎ棒を通し て運んでいる図が見られます・（４０頁図版参照）。 蝶番や角金具が・小型の時代箪笥のような洒落た意匠 で・その作りとかたちにはまったく無駄がありません。 現代にも・ぜひ復活させたい道具のひとつです。 ◆茶弁当箱。 ―”奥行17．0／幅40．0／高34．6ｃｍ”― ◆竹編提籠。 ―”奥行15．4／幅22．6／高14．4ｃｍ”― ★網代の提籠に一人用のティーセットを収めた愛 らしいもの。 籠の内部には染付磁器の急須と白磁の茶碗がす っぽり入るように窪みが作られ・桜文の布が内 貼りされている。 ◆春慶塗蕎麦弁当・（明治時代）。 ―”奥行38．3／幅29．1／高64．6ｃｍ”― ●『旅の弁当箱』・・・● ★江戸時代は・商用で各地をまわった商人を始め・庶民 の間でも物見遊山・諸国への社詣と・旅が大流行しま した。 いまでも時折見かける弁当箱が生まれたのも・この頃 です。 代表的なものでは・「わっぱ」・や・「めんぱ」・編 籠の弁当箱などがあります。 大名や豪商などの裕福層の贅を尽くしたそれとは違っ て・小さく素朴ながらも・機能性に優れた実用的な弁 当箱が作られました。 ★ここに紹介した・「枡網代編籠弁当」・の作りも・た いへん合理的です。 瓢を酒器として銅製の盃がつき・それらが緒で弁当箱 とつながれています。 網代編籠のなかにブリブリ形の金属製三段重が収めら れ・弁当箱と酒器を一緒に持ち運ぶこと ができるよう になっています。 当時の旅はもちろん徒歩。 たんに運びやすいというだけではなく・小さくて邪魔 にならず・なおかつ粋なすがたを見せる。 細かい工夫が施されています。 ◆黒漆紙撚弁当。 ―”奥行11．4／幅17．5／高11．0ｃｍ”― ◆枡網代編籠弁当。 ―”奥行14．0／幅21．0／高10．6ｃｍ”― ●『酒肴の弁当箱』・・・● ★酒好きには・羨望の的ともいえそうな弁当箱です。 右頁の・「四君子弁当」・は・細竹で立て並べた外枠 が中央で割れ・片側に竹の器を三つ・もう一方に花唐 草文徳利と二膳の箸を収めた箸向が添えられています。 器には・菊・蘭・梅が彩色され・竹の材と合わせて四 君子揃い・酒酌みかわすも君子人。 この弁当箱を考案した人の洒落っ気がうかがえます。 ★また・上の瓢形弁当は・瓢を縦に割り・片方は板を貼 って注口と栓をつけて酒器に・もう一方はそのまま酒 肴を盛る器に仕立てた弁当箱です。 表には竹に雀が描かれていますが・瓢を開くと咲き乱 れる桜花。 瓢から・花も・酒も・肴も出るとは・粋人の考えるこ とはまったく風流。 このたびは・野趣に富んだ焼き筍を肴に・春の一献と してみました。 ◆四君子弁当・（明治時代）。 ―”奥行14．5／幅9．0／高20．5ｃｍ”― ★酒好きには・羡望の的ともいえそうな弁当箱で す。 ★右頁の・「四君子弁当」・は・細竹を立て並べ た外枠が中央で割れ・片側に竹の器を三つ・も う一方に花唐草文徳利と二膳の箸を収めた箸筒 が添えられています。 器には・菊・蘭・梅が彩色され・竹の材と合わ せて四君子揃い・酒酌み交わすも君子人。 この弁当箱を考案した人の洒落っ気がうかがえ ます。 ◆竹雀漆塗絵瓢弁当・（明治時代）。 ―”長さ31．1ｃｍ”― ★また・上の瓢弁当は・瓢を縦に割り・片側は板 を貼って注口と栓を付けて酒器に・もう一方は そのまま酒肴を盛る器に仕立てた弁当箱です。 表には竹に雀が描かれていますが・瓢を開くと 咲き乱れるは桜花。 瓢から・花も・酒も・肴も出るとは・粋人の考 えることはまったく風流。 このたびは・野味に富んだ焼き筍を肴に・春の 一献としてみました。 ●『変わり形の弁当箱』・・・● ◆朱漆鯛形弁当。 ―”奥行33．8／長さ65．5／高19．8ｃｍ”― ★祝宴に使われたと思われる鯛形の弁当箱。 鰓から尾鰭までの上部をはずすと蓋となり・下 部がくり抜かれて器になる。 写実的な造形と・鱗や鰭の金銀彩色がより華や かさを添える。 ◆叉手網・（さてあみ）・蒔絵茶壺形弁当。 ―”径15．2／高さ19．9ｃｍ”― ★陶製の茶壺に似せた漆塗りの弁当箱。 蓋・上段の酒器・下段の円形容器の三段からな る。 朱漆の口覆いに・金蒔絵で網・貝・唐草が施さ れ・蓋と酒器のつなぎめに結び紐が黒漆で描か れている。 ◆漆塗酒樽弁当。 ―”奥行44．1／幅61．7／高52．6ｃｍ”― ★酒樽を模した一対の大形弁当箱。 横に渡した提手を抜いて・蓋を開くようになっ ている。 注口の円錐形栓が・酒樽のかたちっをそのまま 表している。 ●『携行の酒器』・・・● ◆錫徳利。 ―”径6．3／高17．0ｃｍ”― ★錫徳利に曲物の袴がつき・それが筒形盃にもな って・徳利と盃を一揃いとしたもの。 曲物の盃には春慶塗が施されている。 ◆朱漆吸筒。 ―”径10．0～13．1／高さ26．3ｃｍ”― ★楕円形にわずかに変化をつけた色鮮やかな朱漆 の吸筒。 上部に金属の注口と提鐶がついている。 ●●『現代版・お弁当の工夫と愉しみ』・・・●● **料理・協力・斎藤宗厚・（懐石料理「一宮庵」）** ★花の蕾がほころび始めると・風も温かくなり・戸外で 頂く料理やお茶は格別のもの。 毎月・地方へ懐石料理の出帳教室に出かけている斎藤 宗厚氏は・好機に行きあったらいつでも野点ができる よう・必ず弁当を携えていくそうです。 アイデア先生のお薦めの・料理とお弁当箱の工夫を紹 介します。 ●愉しさあふれる・手作りのお弁当箱。 ●桜を肴に粋な酒宴を。 ★春の夜・妖しく光る桜に酔いしれたくて・備前の 大徳利を持ち出すことにしました。 手付きの炭籠にすっぽりと収まった大徳利は・ち ょうど一升入り。 たっぷりの酒も・これなら桜の情趣をこわしませ ん。 猪口には煎茶用の茶碗を転用しました。 酒肴を盛った青竹の重は・奈良で茶筅をつくって いる方に頼んで・わけて頂いたものです。 冷凍保存しておいた青竹の器が・道中はアイスボ ックスを兼ねて・料理の鮮度を保ってくれるので ・生ものを持ちだすこともできて重宝です。 奥の提籠にもたっぷりと料理を詰めて・酒宴の準 備は整いました。 ●春のお弁当に・彩りの料理。 **”（以下・白黒）”** ■■『お弁当料理に心を配ること』・・・■■ **”指導・斎藤宗厚”** ●『料理の作りかた』・・・● ◆鮭の西京焼。 ◆白あえ。 ◆白いんげん豆甘煮・菜の花。 ◆がんも・よもぎ麸・蛤のふくめ煮。 ◆蛸・芽きゃべつ・うど。 ◆だし巻玉子・根三つ葉。 ◆うどの皮のきんぴら。 ◆帆立貝・わけぎのぬた・（２７頁）。 ◆新じゃが芋・鶏ゆうあん・蓮根のきんぴら・絹さ や・（２７頁）。 ◆筍・魚子・うど・ふき・木の芽・（２７頁）。 ■■『立派なお弁当箱がなくても・風流の工夫10条』■■ **”斎藤宗厚”** ●道具は一器三様の使いまわしを。 ●優れたもののアイデアお弁当箱。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● ■入力のミスは・ご容赦下さい。 ■他の出品も・是非御覧下さい。 ■商品詳細文の転用は堅くお断り致します。 ■入札案内・・・■ ●状態はすべて点検済ですが ●見落し等が無いとは言えません。 ●見解の相違も御座います。 ●御了承・御理解の上・入札下さい。 |
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