自宅保管の品です。大変美品ですが、古いもので表紙など経年変化はございます。ご理解頂ける方にご入札をお願い申し上げます。
さよなら、ナンシー。
不世出の消しゴム版画家、ナンシー関の最強テレビ批評コラム集、第六弾!藤原紀香から森繁までめった斬り!
第1章 テレビ地獄篇(木村拓哉の揺るぎなき「カッコイイ」にあけたい蟻の穴;本人と世間が共有する藤原紀香=「有難い」の認識 ほか)
第2章 CM煉獄篇(設楽りさ子にタメ口される日常の不条理;知らない幸福と知ってしまった不幸 ほか)
第3章 天国篇―昨日・今日・明日(齢80を越してアクティブ&プログレッシブ。森繁To be continued.;非日常的な視線「接近」と「凝視」こそテレビの本領 ほか)
レビューより
藤原紀香の過剰な「有難さ」にみるからくり、鶴瓶の「笑い」における単純すぎる欠点、チョイ役CMに出演する河村隆一の「安売り感」、大人になってしまった安達祐実に感じる「不吉な予感」、齢80を越してさらに加速する森繁の進み具合…。テレビ界の「とほほ」を洗い出してきた鋭すぎる批評眼。急逝惜しまれる不世出のテレビウォッチャーによる、最強テレビ批評第6弾。
この巻で特によかったのは「木村拓哉の揺るぎなき「カッコイイ」にあけたい蟻の一穴」と
「本人と世間が共有する藤原紀香=「有難い」の認識」と「「サラスパCM」石田ひかりのダンスが私を立ち止まらせた。
「木村拓哉の揺るぎなき「カッコイイ」にあけたい蟻の一穴」での、
「カッコイイ」ということが
あらゆるところからこんなに認められてしまっていいのか。磐石というか、
こんなどっしりとした揺るぎない「カッコイイ」があり得るのか、と思うのである。
「カッコイイ」って、存在としてはもっと脆弱なものという気がする。」というナンシーさんの意見には全く同感です。