ニューヨークのとけない魔法★帯あり★85%OFF★岡田光世★

ニューヨークのとけない魔法★帯あり★85%OFF★岡田光世★ 收藏

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綺麗に読んでいます★

帯あり★

定価649円を、85%OFFの99円で★

最後の巻末ページのみ、数ミリですが、ウッカリ折れがついてしまいましたが、それ以外は新品同様に綺麗です★

世界一お節介で、図々しくておしゃべりで、孤独な人たち。でも、泣きたくなるほど温かい。ベストセラー「ニューヨークの魔法」シリーズ、第1弾! 東京と同じ孤独な大都会なのに、ニューヨークは人と人の心が触れ合う瞬間に満ちている。みんな切なくて人恋しくて、でも温かいユーモアを忘れない。個性的すぎる人々に笑い、泣いたあと、無性にニューヨークに行きたくなる本です。

【NYの魔法シリーズ】☆続々重版中! 日本で静かに広がる感動
人とのささやかな触れ合いを、ニューヨークを舞台に描くエッセイ。NYの小粋な言葉があふれ、英語も学べるお得感。1話で完結しているから、どの本から読んでもOK! 「ベストセラーの裏側」(日本経済新聞)、「売れてる本」(朝日新聞)、「ポケットに1冊」(読売新聞)など人気書評コラムで取り上げられた話題のシリーズ。

〈「ニューヨークの魔法」シリーズ全9巻〉
『ニューヨークのとけない魔法』
『ニューヨークの魔法は続く』
『ニューヨークの魔法のことば』
『ニューヨークの魔法のさんぽ』
『ニューヨークの魔法のじかん』
『ニューヨークの魔法をさがして』
『ニューヨークの魔法の約束』
『ニューヨークの魔法のかかり方』
『ニューヨークの魔法は終わらない』(2019年5月刊)

【シリーズ読者の声】
アメリカには一度も行ったことがないし、正直、あんまり好きな国でもない。そんな私がひょんなことから、この本を手に取ることになった。ところが、途中からぐいぐい引き込まれ、気づいたときには、自分でも不思議なほど切なく胸苦しい、懐かしい感情に包まれていた。エッセイだが、短篇小説のような余韻が残るお勧めの一冊。

「人に疲れているのに、人と話したくなる不思議な本! 」/「心のしこりが溶け、気がついたら涙がぽろぽろこぼれていた」/「英語きらい。NY興味なし。その私が全シリーズ読破した」/「いつもこの本に戻ってきたくなる。心が落ち着く、まさに魔法の本! 」

【朝日新聞書評「売れてる本」】
 帰宅した著者の夫が、うれしそうに話す。バス停で疲れた様子の女性と言葉を交わしたら、後で彼女が声をかけてきた。「You made my day.」(おかげで、いい日になったわ)。人とのささやかな触れ合いを、ニューヨークを舞台に描く本書。エッセイではあるが、極上の掌編のようないい話がつまっている。「読んでみて、自分でも驚くほど、忘れていた甘酸っぱい感情がパーッとわき上がってきました。それでぜひ文庫化したいと、お願いに行きました」と文庫担当編集者の池延朋子さん。
 若い人のブログには「この本を読んで、自分も昨日、知らない人に声をかけてみました」といった報告も。外国生活を記した本は、海外を礼賛し日本を批判する内容になることもあるが、著者はあくまでも公正。腹立たしい体験も率直に語り、恵まれない人々に偽善的な目を向けることもない。「泣けた」という声も多いが、決して安易に涙腺を刺激するわけではない。それでも人の心をほぐす力を持つということは、著者の中にある優しさやフェアな思いが、さりげなく全編に溶け込んでいるからだろう。

内容(「BOOK」データベースより)

世界一お節介で、おしゃべりで、図々しくて、でも憎めないニューヨーカーたち。東京と同じ孤独な大都会なのに、ニューヨークは人と人の心が触れ合う瞬間に満ちている。みんな切なくて人恋しくて、でも暖かいユーモアを忘れない。息苦しい毎日に心が固くなっていたら、ニューヨークの魔法にかかってみませんか。

抜粋

「文庫版あとがき」から抜粋
 
 この本を読んだ文春文庫編集部の池延朋子さんが、「人間ってこんなふうに生きられるのだなあ、という思いでいっぱいになる」と言ってくれた。
「切ないような、どこかに何か大切な忘れ物をしてきたのに、その場所がどこなのか、忘れ物が何なのかわからないような焦燥感や、ずっと忘れていた十代の頃特有の胸が苦しいような甘酸っぱい感情が、読んでいるうちに胸をひたす」とも。
 それはきっと、ここに登場する人たちの多くに、"子ども"の部分が強く残っているからなのだと思う。
 日本では、小さな子どもでさえ、今をのんびり楽しんではいられない。早く大人になりなさい、とお尻をたたかれる。小学校高学年にもなると無邪気さは消え、妙に覚めていて、言うこともすることも自分たちの親のようだ。そして、大人たちは、ちょっと前までは自分たちも小さな子どもだったのに、体裁を整えることばかりに気を取られ、あの純粋さやひたむきさや素朴さをすっかり忘れてしまった。
 この本が出版された翌年の九月、ワールドトレードセンターがまるで地面に吸い込まれていくように、一気に崩れた。その跡地にも、ニューヨークの人々の心にも、大きな深い穴がぽっかり空いた。
 この本に登場する人たちの人生も変わった。
 同時多発テロの翌月、ローズマリーが急死した。東京からニューヨークに戻る私たちのために、アパートに風を入れ、夕食を用意しておいてくれた、あの六十代の友人だ。癌に冒されていたことを、私を含め、家族以外、誰も知らなかった。その後、夫のジャックも、あとを追うように亡くなった。
「夫婦の会話」に登場するピーターは、医療ミスで首から下が不随となった。自分で食事も排泄も寝返りもできず、一生、車椅子の生活を強いられることになった。死にたいと思った、という。 でも、ユーモアと笑顔は今も変わらない。
 大きな悲しみや苦しみもたたえた街なのに、ニューヨークは"子どもの魅力"を色濃く残したままだ。だから私は今また、飛行機に飛び乗り、この街がもっとも"子どもの魅力"に溢れるホリデーシーズンに、タイムカプセルに乗るように、私の中の"子ども"を取り戻すためにやってきた。
 ニューヨークの魔法は、いつまでもとけない。

著者について

岡田光世(おかだ みつよ)
東京生まれ。青山学院大学卒、ニューヨーク大学大学院修士号取得。新聞記者を経て、ノンフィクション作家・エッセイスト。高校、大学時代に1年間ずつアメリカ中西部に留学し、1985年よりニューヨークに住み始める。今も、東京とニューヨークを行き来しながら執筆を続けている。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

岡田/光世
1960年東京生まれ。青山学院大学卒、ニューヨーク大学大学院修士号取得。読売新聞米現地紙記者を経てノンフィクション作家。高校、大学時代に1年間ずつアメリカ中西部に留学し、1985年よりニューヨークに住み始める。今も東京とニューヨークを行き来しながら執筆を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

About this Title

「文庫版あとがき」から抜粋

この本を読んだ文春文庫編集部の池延朋子さんが、「人間ってこんなふうに生きられるのだなあ、という思いでいっぱいになる」と言ってくれた。
「切ないような、どこかに何か大切な忘れ物をしてきたのに、その場所がどこなのか、忘れ物が何なのかわからないような焦燥感や、ずっと忘れていた十代の頃特有の胸が苦しいような甘酸っぱい感情が、読んでいるうちに胸をひたす」とも。
それはきっと、ここに登場する人たちの多くに、"子ども"の部分が強く残っているからなのだと思う。
日本では、小さな子どもでさえ、今をのんびり楽しんではいられない。早く大人になりなさい、とお尻をたたかれる。小学校高学年にもなると無邪気さは消え、妙に覚めていて、言うこともすることも自分たちの親のようだ。そして、大人たちは、ちょっと前までは自分たちも小さな子どもだったのに、体裁を整えることばかりに気を取られ、あの純粋さやひたむきさや素朴さをすっかり忘れてしまった。
この本が出版された翌年の九月、ワールドトレードセンターがまるで地面に吸い込まれていくように、一気に崩れた。その跡地にも、ニューヨークの人々の心にも、大きな深い穴がぽっかり空いた。
この本に登場する人たちの人生も変わった。
同時多発テロの翌月、ローズマリーが急死した。東京からニューヨークに戻る私たちのために、アパートに風を入れ、夕食を用意しておいてくれた、あの六十代の友人だ。癌に冒されていたことを、私を含め、家族以外、誰も知らなかった。その後、夫のジャックも、あとを追うように亡くなった。
「夫婦の会話」に登場するピーターは、医療ミスで首から下が不随となった。自分で食事も排泄も寝返りもできず、一生、車椅子の生活を強いられることになった。死にたいと思った、という。 でも、ユーモアと笑顔は今も変わらない。
大きな悲しみや苦しみもたたえた街なのに、ニューヨークは"子どもの魅力"を色濃く残したままだ。だから私は今また、飛行機に飛び乗り、この街がもっとも"子どもの魅力"に溢れるホリデーシーズンに、タイムカプセルに乗るように、私の中の"子ども"を取り戻すためにやってきた。
ニューヨークの魔法は、いつまでもとけない。
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